氷帝学園の日常3［跡部景吾］ (ページ15)

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Call ページ15

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「もしもし」

〈跡部だ。悪いな遅くに〉

「ううん、いいわよ。声聴けて満足した？じゃあ切るわね」

〈おい、ふざけてんじゃねえ。30秒も経ってねえぞ〉

「フフフ、冗談よww」

Aは冗談を言った。

〈まあいい。何してた〉

「ベッドでゴロゴロしてた」

〈そうか〉

「習い事大変ね。お疲れ様」

〈ああ。1番楽しかったのは乗馬だがな〉

「いいなぁ乗馬。馬も可愛いし♡」

〈今度、俺と一緒に乗るか？〉

跡部はデートに誘う。結構勇気を出していた

「え…ふ、2人乗り!?」

〈アーン？なんだよ、当たり前だろうが。お前1人で乗れるわけねえ〉

「そ、そうよね。わかった、その時は一緒に乗る…かも」

〈かもじゃねえ。乗れよ〉

「て…ていうか、深く眠れないなら薔薇風呂入りなさいよ」

〈今薔薇風呂をミカエルに用意してもらってるとこだ〉

「そっか、ならいいわね。じゃあ私そろそろ寝るけど、もう満足？」

〈明日も稽古が5つ入ってんだ〉

「そうなの？お金持ちは大変ね。跡部、頑張って」

〈フ…その応援の言葉が聞きたかった。頑張ってやろうじゃねーの〉

「フフ(笑。じゃあおやすみ」

〈おやすみ、ゆっくり休め。俺様のA…〉

「誰があんたのAよ。調子に乗らないで」

〈いいじゃねえの。恋人みてえだろ？〉

「バ、バカじゃない!?/」

〈照れんなよ〉

「照れてない！/」

そう言いAは通話を切った。

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ﾂｰ…ﾂｰ)

切れた音が鳴るスマホを見つめ、跡部はフッと笑った。

「あいつめ、マジでかわいい奴だぜ」

「景吾様、薔薇風呂の用意が出来ました」

「ああ。なあミカエル」

「なんでございましょう？」

「お前、Aの印象はどうだ？」

ミカエルに彼女の印象を聞いてみた。

「水無月様は優しく良い人ですね。とても可愛らしいですし、常識もございます」

「フ…そうだな。俺様に相応しい女だと思わねえか？」

「景吾様…もしや水無月様のことが…？」

「ああ。あいつを俺様の物にしたい」

肯定すると、ミカエルは嬉しそうにしていた。