氷帝学園の日常3［跡部景吾］ (ページ12)

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Hyotei･46 ページ12

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跡「よし、今日の会議はここまでだ」

手〈ああ、わかった。それでは失礼する〉

ｶﾞﾀｯ)

青学、六角、四天宝寺などとのリモート会議が終わり、Aはすぐ立ち上がる。

「おいA、そんなに急いでどこへ行くんだ。アーン？」

「もう帰るの！」

Aは先程また耳キスされた為、再び跡部と二人きりになるのを避けたかった。

「まだ早いじゃねえか。俺様の練習観てけよ」

「手を離してよ…/跡部」

「………」

跡部はAの腕を掴んでいた。そしてAの顔を見ると顔が赤いことに気づいた

「お前もしかして…俺様を意識してんのか」

「そ、そんなんじゃないわ…/」

「望むならまだしてもいいんだぜ。お前の耳を舐めるの…癖になりそうだしな」

勝ち誇ったような表情をする跡部。

「望まない…っ/気持ちよくないし…っ」

「フ…さっき舐めたとき、気持ち良いと言っただろ(笑」

「言ってないわよ！/」

「いや、お前は確かに言った。素直になれよ」

「い、言ってないってば…/」

「……」

ｸﾞｲｯ)

「きゃ…」

跡部はAの身体を引き寄せ、顎を掴むと

「ちょっ、と…/」

「認めねえなら…今度は唇にしてやるか」

「え…っ」

「………」

彼は目を瞑り、端正な顔を近づけてきた。

(これって…キス…!?流されちゃダメだ、私)

「わかった！わかったから。気持ち良かった…の/」

「フ…最初から素直にそう言やいいんだ」

「けどもうこんなこと…しないでよ」

「それは難しい相談だな。お前の表情…そそる」

「っ…やっぱ帰る！/」

「おい、待て」

ﾊﾞﾀﾝｯ)

跡部は1人取り残され、ドアを見つめていた。

(少しは俺を意識しているようだな。それでいい…)

彼は満足気な表情をした。そして上機嫌で部活に行った為、宍戸と向日に気持ち悪がられていたのだとか。