Date･01 ページ29
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跡部の後に続き階段を上がっていった。
「お前…あいつのことも名前で呼んでんのかよ。俺様のことは呼ばねえくせによ」
「は？いや、忍足くんて呼んでもいいんだけど…それだとなんか侑士のこと言ってるみたいで。謙也くんもそう呼んでって言ってたから」
「フン、面白くねえな」
跡部の嫉妬。ほんとは名前で呼んでほしいらしいが…
「私がなんて呼ぼうが私の勝手よ。言ったじゃない、あんたの名前なんか呼んだら…ファンに殺されるわ」
「呼びたいと思ったことはあんのかよ？」
「ない」←即答
「即答か；まあいい、着いたぞ」
ドアを開けると…
「えっ!?!?」
ヘリコプターが着陸しているではないか。後ろの方にはATOBEと書かれている。
「俺様のヘリコプターだ。今からこれでデートしようぜ」
「俺様のって…あんたヘリコプターも持ってるの!?」
「当たり前だ、船もジェット機もなんでも持ってる」
「マジであんたの!?」
「おい、見て分からねえか？そこにATOBEって書いてあんだろ」
「操縦出来るの!?」
「バーカ。よく見てみろ、パイロットがいる。免許は18からだ」
「そ、そうよね；気が動転したのよごめん」
「フ…まあデートっつっても確認しておかねえとな。お前は空を飛ぶのは平気か？」
「ええ、大好き」
「…っ/」
「どうしたの？」
「い、いや…なんでもねえ/」
大好きと言ったので意識した。別に自分のことを言われたわけではないのだが、跡部は照れてしまった。
(大好きか…いつか俺様にそう言ってくれることを願うぜ…)
ヘリコプターの外観を見ていたAに視線を向けながら心の中でそう願った。
「どうだ？俺様とデートするか？」
「どうしよう…」
「この街の景色を、空から見てみろ。きっと楽しめる」
「うん、じゃあ乗ってみようかな」
「よし、先に乗れ」
「わかった」
Aを先に乗せ、跡部は後から乗った。
「おい、離陸しろ。この街を１周しな」
「畏まりました、景吾様」
ヘリコプターのプロペラの音が大きくなった。
「うわ…初めての経験」
ヘリコプターが離陸した。
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touko..(プロフ) - ハルさん» ハルさまありがとうございます✨頑張ります☺ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: b891fcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - touko..様いつも素敵なお話をありがとうございます...！！とてもキュンキュンする最高のお話です🥰更新応援してます！ (2022年6月5日 23時) (レス) @page8 id: 35ad712c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.. | 作成日時：2022年6月1日 18時
