Tennis･02 ページ23
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「俺様の球を打ち返せ」
「わかった」
「いくぞ」
ｼｭｯ)
跡部がサーブを放った。
「っは…！」
Aはそれを打ち返し、ラリーが5回続いた。
「やるじゃねえかA！」
「任せて！」
「ほらよっ」
ｼｭｯ)
「あっ！」
跡部はタンホイザーサーブを打った。Aは返せなかった。
「ちょっと手加減してよ」
「バーカ、それじゃあ練習の意味がねえんだよ」
「まあそうよね。もう一度打っていいわ」
跡部にタンホイザーを打つよう要求すると…
ｼｭｯ)
「っは！」
「なに…？」
2球目のタンホイザーをAは打ち返した。跡部はびっくりした表情を見せ、その打球を返さなかった。
「はぁ…どうですか跡部さま？w」
「お前相当やるな。俺様のサーブを打ち返したのは手塚と忍足の2人だけだった」
「そうなの？さすが手塚くんと侑士ね」
「ちなみに手塚は手塚ゾーンを使ってだ。忍足は5球目で、お前は2球目だ。すげえことだぜ」
「ウソ？あんた…やっぱ手加減したんじゃない？」
「いいや、相手が女だろうと手加減はしねえよ。さっきも言ったが、そんなことをしても意味がねえ」
「そうね。じゃあもう一球いく？」
「そうだな、今度はお前がサーブを打ちな」
「わかった。へなちょこサーブを打ち返してみて、いくわよ！」
Aはテニスボールを構え、上へ放った。そのとき…
ﾋﾞｭ〜！ﾊﾞｻｧｧｯ)
「……!?」
「えっ…きゃあぁっ！！」
バッとAはラケットとボールを地面に落としスカートを抑えた。急な強風が吹いたのだ
「………」
「み、見た？」
「……いや」
「ウソ！見たんでしょ!?」
跡部は目を逸らしていた。Aの下着を見てしまったのだ。
「仕方ねえよな。サーブを打つ相手を見ねえといけねえしよ…あと、急に風が吹くのが悪い」
「さ、最悪〜っ！」
「いーじゃねえの。俺しか見てねえんだ」
「余計最悪…」
「アーン？」
「もうやらないっ！帰るっ」
「そうだな、陽も暮れてきた。たまには歩いて帰るか、送ってやる」
跡部は車を呼ばず、歩いて帰るらしい。Aに送ると言った。
「い、いいわよ1人で帰るっ/」
「俺様に下着見られて恥ずかしいんだろ」
「うるさい…/ 恥ずかしいに決まってる！」
「誰にも言わねえから安心しな。お前が白のレースを…「口にしないでよバカ、アホっ/」」
Aは跡部に暴言を吐き叩いた。
「だが、俺は忘れねえからな」
「あんたに忘却術の呪文をかけてやりたい…！」
「それは映画の世界だけだ」
「うぅ…/」
Aは恥ずかしさで一杯だった。
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touko..(プロフ) - ハルさん» ハルさまありがとうございます✨頑張ります☺ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: b891fcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - touko..様いつも素敵なお話をありがとうございます...！！とてもキュンキュンする最高のお話です🥰更新応援してます！ (2022年6月5日 23時) (レス) @page8 id: 35ad712c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.. | 作成日時：2022年6月1日 18時
