Tennis･01 ページ22
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侑「A、どないしたんや」
「あー…ごめんみんな、用事思い出したの。先生に頼まれたことがあって」
向「けどもう18時過ぎてんだぜ？」
芥「先生も〜きっと忘れてるよ〜…帰ろう〜？」
慈郎は既に眠そうである。
侑(あれは…跡部か。自主練してたんやな…どうやら気になるようや)
忍足は察した。Aが窓の外を見ていたのは自主練していた跡部が居たからである。
侑「せやけど先生に確認はした方がええな。行ってき、A」
向「んじゃ待っとこうぜ！女子1人で帰らせるわけにもいかねえだろ？」
侑「心配無用や。Aはこれでも自分の身は守れるくらいには鍛えとる」
向「え、そうなのか？すげー」
「はは、まあ少しはね」
芥「じゃあAちゃんまた会おうね〜」
「うん、バイバイ」
慈郎はほぼ半目状態だった。ガチで眠いらしい
＊＊＊
【テニスコート】
「っは…！」
「まだ練習してたの？」
「はぁ…はぁ……Aか…」
跡部はかなり汗をかいている。テニスボールもボロボロになっていた。
「もう勉強は終わったのか？」
「うん、ジローちゃん何とか大丈夫そう。テスト中も絶対寝ないよって言ってたから」
「そうか。帰らねえのか？」
「あんたがまだ練習してたのが見えたから…ちょっとだけコートに立っててあげる」
「協力してくれるんだな。ありがとよ」
「立つのはいいけど、ぜっっったい私に当てないでよ!?」
すると跡部は勝ち気な顔をした。
「バーカ。この俺様が、お前に当てると思ってんのか？」
「…ちょっと思う」
「正直過ぎだ；まあいい、いくぞ」
ｼｭｯ)
跡部はサーブを打つ。もちろん、Aには絶対当てない。
(速…)
「次だ！」
ｼｭｯ)
「うう、やっぱり怖い」
「大丈夫だ。信じて立ってろ」
「こんなの役に立つの？；ただ立つだけで」
「そこに人がいる方がイメージし安い。お前がテニス出来るなら、打ち返してもらうとより効果的だがな」
「ラケット余分にあるなら、するわよ」
「アーン？お前テニス出来んのかよ」
「私は獅子楽中に居たとき、テニス部だったの」
「なに!?そうだったのか」
「私の情報は漏れがあったようね、跡部」
跡部は驚いていた。
「転校が多いから、もうテニスは退部したけどね。氷帝には女子テニス部はないし」
「けどお前は今コートに立ってビビってるじゃねーか」
「男子とテニスしたことないもの。スピードもテクニックも違うし」
「まあそう言われればそうか」
そう言うと跡部は予備のラケットをAに渡す。
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touko..(プロフ) - ハルさん» ハルさまありがとうございます✨頑張ります☺ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: b891fcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - touko..様いつも素敵なお話をありがとうございます...！！とてもキュンキュンする最高のお話です🥰更新応援してます！ (2022年6月5日 23時) (レス) @page8 id: 35ad712c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.. | 作成日時：2022年6月1日 18時
