Hyotei･33 ページ20
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「────ってな訳でなA、お前ジローに勉強教えてやってくれへんか？」
「うん、別に構わないけど」
「ジローが赤点獲ったのは数学と国語や。岳人は社会」
「構わないんだけども…跡部に教えてもらった方が良くない？」
「なんでや？」
「いやだって…あいつ頭良いし、苦手科目ないでしょ？」
「そうやけどなぁ…お前はなんやかんやいつも5位やろ？」
Aは毎回5位か4位が多い。1位はずっと跡部で2位はずっと有井。ちなみに3位が忍足である。
「それだったら侑士もじゃない。あんたいつも3位だし」
「まあ岳人は俺が教えてやるつもりや。ジローも跡部に教えてもらうよりAの方がやる気出るし寝らんやろ」
「じゃあ図書室で一緒に勉強しようか(笑」
「おお、そうやな。そうしよか」
「決まり！じゃあ今日の放課後どう？」
「俺はええで。岳人とジローに言うとくわ」
「ええ、よろしくね」
今日の放課後、図書室で勉強することになった。
A，忍足，ジロー，向日の4人だ。
宍戸は成績はそこそこだが赤点は獲ったことはない。
鳳は2年の中で1番頭が良い。日吉は10位以内の成績なので赤点獲ることもなかった。樺地は意外と3位である。
【放課後】
「A、また明日ね！」
「うん、バイバイ里桜っ」
里桜と別れ、Aは席を立ち教室を出た。
「A」
「跡部、なに？」
跡部に廊下で話しかけられた。
「俺様の自主練に付き合え。コートに立ってるだけでいい」
「あー…ごめんけど他の人に頼んで」
「アーン？」
「私これから図書室で勉強するのよ」
「勉強？お前は頭良いだろ。する必要あんのか？」
「いや、テスト前だし普通するだろ」
「俺様はしねえぜ」
「そんなこと言って…あんただって何やかんや家で勉強してるんでしょ？」
「………」
跡部は黙る。図星だった
「"学校では"しないんでしょ。影で努力するタイプだって分かってるわ」
「フ…お前、俺のこと見てくれてんだな」
「えっ…別にそんなんじゃないわよっ/ 自惚れないでよ」
「いーや、見てるな。少しは俺に心開いてくれたか？」
「別に…そんなんじゃ」
「……」
「っ…！」
「髪少し伸びたな」
跡部はAの髪に触れた。
「す、少しよほんと…」
「……」
そして、何気にAのカチューシャを外す
「ちょっとなにすんの」
「これを外すと大人っぽいな。いいじゃねーの」
「返して。これはその……」
「なんだ？」
「て、手塚くんから貰った物で…」
「…なんだと？」
実はこのカチューシャは貰い物だった。
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touko..(プロフ) - ハルさん» ハルさまありがとうございます✨頑張ります☺ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: b891fcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - touko..様いつも素敵なお話をありがとうございます...！！とてもキュンキュンする最高のお話です🥰更新応援してます！ (2022年6月5日 23時) (レス) @page8 id: 35ad712c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.. | 作成日時：2022年6月1日 18時
