Hyotei･30 ページ17
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夕方18時30分
跡「よし、今日はここまでだ！解散しろ」
「「「お疲れ様でした〜！！」」」
跡「…おい忍足、Aはどうした？」
跡部がベンチを見ると、Aが居なかった。
侑「ああ、Aなら
跡「有井か」
宍「多分告白だろうな。有井の奴、Aと付き合いてえとかボヤいていたからよ」
跡「なんだと？」
有井遊太
3年C組。宍戸と同じクラスであり、成績は毎回2位で跡部に勝てないでいる。
跡「どこへ行った」
侑「多分体育館裏やろ」
跡「………」
『跡部さま〜っお疲れ様ですっ♡』
『今日も素敵でした♡』
『跡部さま〜っ♡』
跡「邪魔だ、前を塞ぐんじゃねえ」
『あっ、跡部さま〜！』
跡部はすぐさま体育館裏へ向かった。
＊＊＊
「なに？有井くん、話って」
「君は忍足と付き合ってないんだよな？」
「ええ、よく言われるけど付き合ってないわ」
「…単刀直入に言う。水無月が好きだ」
「え？」
「俺と付き合わないか？大事にする」
「無理よ」←即答
「そんなすぐ断らなくてもいいだろ；」
「大体、私あんたとあまり話したことないもの。2年のとき同じクラスになったくらいで」
有井は2年のとき、一目惚れしたらしいがアプローチしてもスルーされていた。
「最近、跡部と親しいんだな。水無月」
「別に…普通よ」
「弁当作ってやったんだろ？」
「なぜそれを」
「宍戸が話してた。君も跡部が好きなのか？」
「いいえ」
Aは否定した。それを聞いた有井はフッと口角をあげた。
「あいつ、俺が毎回成績が2位なのを馬鹿にするんだ。ムカつく野郎だ。おまけに女子にはモテるし、見下しやがる。女には困らねえだろうな。遊んでるんだぜきっと。テニスの実力なんて大したことねえだろうよ」
「…あんたが成績2位なのは、何も努力してないからでしょ」
「は？」
「宍戸から聞いてる。"勉強しなくても分かる。低脳な奴らとはわけが違うぜ"ってテスト前にいつも言ってるってね」
「………宍戸のやつ、余計なことを」
「あんたこそ見下してるわね。あいつは…確かに俺様だし、偉そうなところもあるわよ。けど…結構良い奴よ。それにテニスだって、みんなが帰ったあと1人で練習してるの。影で努力してるのよ。なにも知らないのにそういう言い方は良くないわ」
「水無月、跡部を庇うのかよ…！」
「痛…っ」
有井は詰め寄り、Aの両方の二の腕を両手で強く掴んだ。
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touko..(プロフ) - ハルさん» ハルさまありがとうございます✨頑張ります☺ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: b891fcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - touko..様いつも素敵なお話をありがとうございます...！！とてもキュンキュンする最高のお話です🥰更新応援してます！ (2022年6月5日 23時) (レス) @page8 id: 35ad712c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.. | 作成日時：2022年6月1日 18時
