Hyotei･29 ページ16
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「ほな、俺は練習してくるな。A」
「ええ、頑張って侑士」
「ああ、おおきに」
跡部と忍足が居なくなったことをいいことに、
A『あんた、ずいぶん跡部様に気に入られてるようじゃない』
「は…？」
B『ひとりコートに入ってさ。図々しい女』
C『ちょっと可愛いからっていい気にならないでよね』
「私は別にいい気になってないし」
C『なに、口答えする気！』
ｶﾞｼｬﾝ！！)
フェンスを蹴る女C。
「…！」
跡「おい、何やってる」
C『跡部様っ、何でもありませんわっ』
跡「何でもなくねえだろ」
そう言い、跡部はAの腕を引き寄せ、
「ち、ちょっと！」
自分の腕の中に閉じ込めた。
跡「こいつにちょっかい出すな」
『『『跡部さまぁ〜…』』』
「離してよ跡部っ」
跡「こっちに来い」
跡部たちが座るベンチのところまで連れられた。
侑「A」
「侑士〜っ」
Aは跡部から離れて忍足に抱きついた。
侑「おっと。どないしたんや」
跡「おい、助けたのは俺様だろうが。忍足に抱きつくんじゃねえ」
「そ、そうなんだけど…私が嫌味言われたのは正直跡部が原因というか；」
侑「なるほどそういうことかいな。可哀想になぁ…よしよし」
跡(こいつら…傍から見たらカップルみてえじゃねーか。嫌な気分だ)
忍足がAの頭をなでなでしているのを見て、跡部は嫌な気分になったらしい。
跡「すまねえな…A」
「え…？うん、別にいいけど…」
ちょうどグラウンド20周を終えた宍戸、鳳、慈郎が来たので、跡部は練習を開始した。
「A、そこで見学してええで」
「ありがとう侑士」
跡部はこちらを見ることもなく、部長として厳しい練習メニューを指示。そして自身もその練習をこなしていた。
練習を見に来ていた女子たちは声援を送り、跡部がタオルで汗を拭いただけでキャーキャー言ってる。
(あれ私があげたタオルだ。跡部、大事に使ってくれてるのね)
跡部が使っているタオルは前にAがあげた物だった。
跡「よし、レギュラー以外はグラウンド20周してこい」
「「「はい！！」」」
跡部はAが座るベンチへ。汗を拭いている。
「……」
「なに見てんだ？俺様の美貌に見惚れたのか？」
「は、なに言ってんだか。私のタオル使ってるんだなぁと思ったの」
「ああ、メス猫共は俺に合わねえとか言ってたが…俺はこれがいい」
氷帝のジャージと同じ色のタオル。色はいいのだが、ドット柄なので確かに跡部には合わない気もした。
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touko..(プロフ) - ハルさん» ハルさまありがとうございます✨頑張ります☺ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: b891fcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - touko..様いつも素敵なお話をありがとうございます...！！とてもキュンキュンする最高のお話です🥰更新応援してます！ (2022年6月5日 23時) (レス) @page8 id: 35ad712c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.. | 作成日時：2022年6月1日 18時
