Atobe･01 ページ12
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「なんで私があんたと食べなきゃいけないのか…」
「俺様と食えるなんて光栄だろ？その辺の女どもなら羨ましがる」
「みんな跡部さまとかなんとか言ってるけど…私からしたらお金持ちだろうが関係ない。ただの同級生よ」
「忍足たちもそう思ってる。別にそれでいい」
そう言いながら跡部は弁当を開けた
「ほぅ…旨そうじゃねーの。珍しいもんばっかだな」
「口に合うかどうかは分からないけど…」
「フン…合っても合わなくても、俺様は食い物を粗末にしねえ」
「そう(笑。良い子ね」
「アーン？良い子だと？良い男と言え」
「はいはい。ねえお箸使えるの？」
「日本人なんだから当たり前だ。いつもナイフとフォークで食うと思うな」
「フフww」
跡部は手を合わせ、頂きますと言った。
「これはなんだ？」
「ちくわの磯部揚げよ。私の好物」
「…ほう、これはうめえな」
「でしょ？」
跡部のお弁当は手作り。Aはたまに自分のお弁当に冷食のおかずを入れる。
「この味だ。最高だな」
卵焼きを食べる跡部。幸せそうである
「ほんとシンプルな作り方なんだけど…メイドさんたちと何が違うの？」
「焼き具合も違うが…今わかったぜ」
「なに？」
「お前が作るから、旨いんだろうな」
「だから誰が作ったって…」
「違うって言ってるだろうが。お前が作る卵焼きが1番旨いんだよ」
「…あ、ありがと/」
「俺様の専属三星シェフにも作らせたが…お前の味にはならなかった」
「えー、そんなバカな」
「作るやつがいい女だからかもな」
「そ、それこそバカじゃないの!?//あんた頭大丈夫なの!?」
いい女と言われ、Aはかなり照れた。照れ隠しで暴言を吐いている。
「頭は正常だ。お前照れてんのか？かわいいじゃねーの」
「照れてないわよ…/」
(ダメだ…跡部の発言にドキドキしてしまうなんて)
「ごちそうさん、非常に旨かった。ちょっと待ってな」
「え？」
そう言って跡部は立ち、生徒会室を出た。
「綺麗に食べてくれちゃって。気持ちいいわね」
Aはお弁当箱をミニトートにしまう。そして跡部が戻ってきた。
「ほら、弁当の礼だ」
「わ、ありがとう跡部っ」
跡部はAにミニッツメイドのオレンジジュース(紙パック)を買ってきてくれた。大体樺地に頼むのだが、自分で買いに行ったようだ。
「でもよく分かったわね。私がミニッツメイド好きなの」
「いつも飲んでるだろ？俺様を誰だと思ってる」
「あら、そんなに私のこと見てるの？なんてww」
Aは冗談で言ったつもりなのだが…
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touko..(プロフ) - ハルさん» ハルさまありがとうございます✨頑張ります☺ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: b891fcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - touko..様いつも素敵なお話をありがとうございます...！！とてもキュンキュンする最高のお話です🥰更新応援してます！ (2022年6月5日 23時) (レス) @page8 id: 35ad712c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.. | 作成日時：2022年6月1日 18時
