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「あのな、言っとくけどお前を飼うのは新しい家が見つかるまでだからな！」
「もちろん！もう前の職場には戻れないし、身分も証明できないから仕事も一苦労だろうけど、早くお金貯めれるように頑張るよ！」
「そうしてくれ。オレもいつまでも面倒見る気はないからな」
「わかってるってばー」
ごくごくとビールを飲みながら、適当に返事をする彼女にため息をつく。本当にこいつはわかっているのだろうか。
「それで？条件って言うのは？」
「ん？ああ、これだ。一言一句頭に叩き込めよ？」
目の前の紙に書かれた条件を見て彼女は、「え！」と声をあげた。
「これだけ！？」
「うん」
「嘘でしょ。屋根付きイケメン食事付きの好物件に住むのに、条件これだけでいいの？」
「おー。これさえ守ってくれたら後は何してもいいよ」
オレが作成した、条件書に書かれたものは至ってシンプルなものだった。
【条件書】
�．�レに干渉しないこと。
�▲�レの命令には「YES」以外言わないこと。
��どちらかにパートナーができた時は速やかに出て行くこと。
「これを守るっつーなら、飯も作ってやるし家事もやらなくていいし、空いてる部屋も自室として自由に使っていい」
「…お、お金は！？家賃とか食事代とか！」
「一文なしの奴から巻き上げる気なんかねーよ。そんなこと言う暇があるならさっさと貯めて出て行って欲しいくらいだ」
「じゃ、じゃあ！えっちは！？毎日とか言われたら体力的にしんどいかもだけど、週に2、3回なら私頑張れるよ」
「お前なー恋人でもない男に自ら抱かれにいこうとすんなよ。オレじゃなかったら速攻やられてんぞ」
「だ、だって…その条件じゃ千冬くんに何のメリットもないじゃない。だったらやっぱり夜くらいは…あ、ゴムは必ずつけて欲しいな」
「安心しろ。オレはペットに欲なんか出さねーよバーカ」
「…えー、どんだけ素敵なご主人様なの」
目をうるうるさせながらオレを見てくるペケ。
今までどんな生活してたんだ。
「とにかくここに書いてあることは絶対だ。破った時は、例え外が大荒れの状況でも段ボールに詰めこんだ後、河川敷に捨ててやるからな」
「怖っ！」
「お前はオレのペット。追い出されたくなかったらオレの言うことは絶対服従だ」
そういえば、ペケは右手を大きく上げ警察官のように敬礼のポーズを取り元気に言った。
「了解しました！ご主人様！」
こうしてオレたちの奇妙な主人×ペットの生活は幕を開けた。
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knnk99(プロフ) - つのさんさん» ご指摘ありがとうございます(；´Д｀) 間抜けなミスしてしまいました…。嬉しすぎるお言葉もいただき感謝です。これからもお付き合いいただけましたら幸いです(*ﾟ∀ﾟ*) (2021年8月20日 3時) (
レス) id: d08a794dcd (このIDを非表示/違反報告)
つのさん - 9-2千冬が千春になってますよ?この作品好きです！更新楽しみにしてます。 (2021年8月20日 2時) (レス) id: ef4da38789 (このIDを非表示/違反報告)
knnk99(プロフ) - よるさんさん» コメありがとうございます！いい感じに飴と鞭、千冬くんに使い分けていただいて調教してもらいたいですよね…。楽しんでいただけるように頑張ります。これからもよろしくお願いいたします。 (2021年8月19日 21時) (レス) id: d08a794dcd (このIDを非表示/違反報告)
よるさん - 飴と鞭......最高っす (2021年8月19日 16時) (レス) id: 532ad83de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柴咲華 | 作成日時：2021年8月17日 22時
