五十二話 ページ5
Aside
八「では、そろそろ帰られますか？
お開きになりますわね。」
多「そうだね。
もう、日もくれてきたし……」
上「おう！
今日はありがとな！助かったわ！」
芦「これでテスト、赤点免れられそうだよ〜！ホンットに助かった！
何気に演習もやってくれたし！怖いものなしって感じだよ！」
多「そんなことないって。」
演習の練習は色々やった。
個性を使ったりとか。私は使わなかったけどね。個性じゃなくて異能だし。
そもそも使えないし。
耳「いや、ほんと助かったよ。」
尾「うん。
分からなかったところとか大分できるようになったしね。」
じゃあ、と言ってみんな帰っていった。
私も帰らないと。
今日はバイトを入れていないし早く帰ることが出きる。早く帰ってもやることはないけどね。
ああ、ヒーロースーツどうしよう。
お金無いな。
急かされてるしなぁ。
まぁ、どうにかなるだろう。少しずつ貯金していつかは買わないといけないものなんだし。
家についた。
ドガァン
轟音が響き渡る。
母「！！
何をするの！？私の息子に！」
？「はぁ！？
我らは復讐を果たすまで。丁度いい。夏休み辺りにするつもりだったが、速めて正解だ。
お前に我らの苦しみを！怒りを！
殺してやる！」
突然向けられた殺意。
床に伏せている兄さん。
驚いている母さんの顔。
もう、いいか。
死んじゃうのか。それでもいいや。いきる目的も何も無い。
ヒーローになりたいとも思わない。
この敵は母さんを殺すつもりはないんだし……。今ここで死んでもいいや。
もう、疲れたよ。
何もかもにもう疲れた。
二人組の男がこちらに迫ってくる。
嫌に時間がゆっくりと進んでいるような、そんな気がした。そんなわけ、無いのにな。
母さん。
兄さんが死んでショックなのか全く動こうとしない。そりゃあそうか。
母さんの宝は兄さんだもんな。私じゃあない。今も、昔も、これからもずっと。
母「A！！」
ドンッ
廊下に突き飛ばされた。
ドサッ
次に見えたのは、大量の血を流している母さんの姿だった。
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夢女子S氏(プロフ) - ちょっと、目から塩水が止まんないじゃないですか……神作品をあ"り"か"と"う"こ"さ"い"ま"す"っ"！！ (2021年6月27日 16時) (
レス) id: 355241a2ce (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - あれ……目から水が……更新待ってます！ (2020年3月2日 11時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年1月1日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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