九十四話 ページ46
雨宮side
尾「矢張り、Aは可愛いのぅ。」
森「エリスちゃん、Aちゃん！！
笑って、笑って！」
此の状況はどうなっているのか。
私は、職場体験に来ているはずだが。
何故、フリッフリのドレス等を来ているのだ。
雨「森さん、私、早く着替えたいのですが。
動きづらいですし。
そもそも、私は職場体験に来たのであって、遊びに来たわけでは…………」
森「坂口くんだって、羽を伸ばせって言っているからいいじゃない！！
可愛いし！！
二人とも天使だよ！！！」
駄目だ、此の幼女趣味は。
尾「其が終わったら、此の着物も着てもらおうかのぅ。
Aに似合いそうなのを、つい先日見つけて買っておいたのじゃ。」
森「いいね！！」
終わりは来なさそうだ。
森「エリスちゃんも、たまには着物とか着ようよ！！」
エ「可愛いお洋服は好きだけど、リンタロウの必死さが凄くイヤ！！！」
森「そんなぁ！」
変わらないなぁ。
尾「A。
次はこっちじゃ。此に合う、髪飾りも買っておいたのじゃ。」
雨「其処までしてくださらなくても、充分です。
高かったでしょう？」
尾「気にするでない。
そもそも、此処に居たら、金など有り余ってしまうからのぅ。」
其にしても凄く無いか？
此の、着せ替え人形状態は何時になったら終わることやら。
底が知れない。
森「ほら！！
何時ものお店の、美味しいケーキも買ってきたんだよ！！
Aちゃんが来るって聞いてから、皆、浮き足だって喜んだんだよ！！」
雨「はぁ。」
ケーキはとても美味しい、ブランド物で、とてもいい香りがして、美味しそうだ。
今日は、職場体験一日目。
あの日から、自分の家に戻った物の、未だに嫌がらせの無言電話は続いており、確り眠ることは出来なかったし、あまり食べられていない。
そうだとしても、まだ、あまり食べる気にはなれなかったが、甘いケーキ。
欲に負けそう。
エ「A！
一緒に食べましょう！！」
グッ
雨「食べます。」
欲とエリス嬢に負けた。
とても美味しかった。
甘くて、クリームたっぷりで。
そんな様子を森さんが、連写でとって居たなんて、私は知らない。
知らないぞ。
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
