八十九話 ページ41
雨宮side
相「雨宮、起きろ。
遅刻するぞ。」
抹消先生に叩き起こされた。
昨日の事で、あまり眠ることが出来なかった。
雨「抹消センセ。
学校迄送ってください。」
道知らないし。
別にいいだろう、其ぐらい。
相「別にいいが、早くしろ。」
知らない間に、制服は干されていた。
直ぐに着て、パーカーを着た。
自由が売りの雄英高校は、パーカーを着ていても注意されたことはない。
普通の朝食が用意されていた。
昨日の、反応を見ていたのか、同じ卵焼きがあった。
意外に女子力が高い←
朝食を食べて、車にのせて貰って登校した。
相「早く教室に行けよ。
なんかあったら言え。」
雨「はーい。」
相「伸ばすな問題児。」
教室に行くと、先生たちが来る時間帯に来たからか、まだ誰も居なかった。
自分の席に着き、ヒーローの指名の志望の所に、『ポートマフィア』と、書いた。
探偵社へは、まだ行けない。
今はまだ、無理だ。
まだ、怖い。
あの、日々に戻りたくない。
誰一人として、見方のいない、罵声と暴力の日々に。
思い出すだけで吐き気が込み上げる。
時間が経ち、人が集まって来た。
私は、暇なのでヒーローの指名をボーッと眺めていた。
有名な処から来ているのかが、いまいちよく判らない。
エンデヴァー、ジーニアス、その他諸々……。
まぁ、こういった事務所には行かないから、関係無いが。
切「はよ、雨宮！
お前、何処に行くんだ？」
硬化くん。
抹消先生が此奴から、ゆっくり慣れろと言っていた。
クラスの人間に慣れていない事を、何故其処まで心配しているのか。
よく判らない。
雨「明日にでも籤を作って、適当な処に行く。」
切「其でいいのかよ………」
雨「何処の事務所でも、勉強になるだろうからね。
其に、何処の事務所が良いとか、正直よく解らんから自分の運に任せる。」
切「そう言うことか。
何か、今日、よく喋るな。」
雨「悪いか。
無口と申告した心算は更々無いが。」
あの、一件以降。
街に出ようとすら、思わなくなった。
以前は、与謝野さんたちとの買い物が週末の楽しみだったのに。
人の心程、怖いものは無いと、知ってしまった。
でも。
此奴は、飽きもせずに話しかけてくれる。
無個性なのに。
当初は、そう、騙していたのに。
雨「君の驕りなら＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
昼飯、一緒に食べてあげてもいいよ。」
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
