八十四話 ページ36
雨宮side
相「おい！
雨宮、起きろ！！」
目が覚めると、保健室だった。
あの後、そのまま意識を失ったらしい。
其処には、抹消先生と平和の象徴さん、ネズミ校長がいた。
酷い吐き気が込み上げる。
まだ、人に囲まれる状況にはなれていないんだ。
其のせいで、よく授業を抜け出す。
吐こうとするも、何も出てこない。胃液すら出ずに、只、気持ちが悪いだけ。
最悪の目覚めだ。
相「大丈夫か。」
雨「大丈夫に見えるのであれば、眼科へどうぞ。」
あの場に居たのは、確かに、太宰くんだった。
もし、私の家を知っているのなら＿＿＿＿＿＿＿＿
あの日と、同じ事が起きる事が、容易に想像できる。
帰りたくない。
雨「其で、何故此処迄、先生方がいらっしゃるんですか？」
ふと、時計を見ると、９時を回っている。
帰っていいのに。
相「婆さんが用事があって、帰らなくちゃいけなくなってな。
其で、取り敢えず聞きたいこともあったし、お前一人にするわけにもいかないしで残った。」
根「先ず、聞くけど、君が雄英に来たのは、依頼だけでは無いよね。
どうして此処に来たんだい？
断ることも出来ただろうし、何より、君はあまりヒーローに興味があるようには見えないのさ。
君は、政府から派遣された護衛人の前に、此処の１生徒なのさ。
出来ることならば、其の理由を聞いて、君を助けたいと考えている。」
雨「すみません。答えることは出来ないです。
答えたく、無いです。
此処に来たのは、依頼があったから。
特務課の推薦で、私は元々、特一級異能力者なので、特務課は私の事をよく知っています。
適任だと、判断したんでしょう。
断らなかったのは、其の少し前に、ヨコハマから離れなければならなくなったから。
其以上は、何も言えません。
すみません。」
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
