六十七話 ページ19
切島side
雷「最終競技に行けて良かったよな！」
切「おう！！
爆豪がホンットに怖かったけどなぁ。」
雷「彼奴は敵顔負け出しな。」
そう言って、食堂に行く最中。
人で溢れていた。
其処に、真っ黒いフードを被った、よく知った奴が居た。
切「雷。
あれ、雨宮じゃあねぇか？」
雷「ン？そうじゃね？」
切「オーイ！
雨宮ｧ!!昼飯食おーぜ！！！」
雷「無駄だよ、どーせ。」
雷の声を無視して、雨宮の方へ向かう。
近付くと、手がすっぽり覆われるフードを被った奴。
矢張り、雨宮だ。
切「おい！聞こえてるんだろ？
無視すんなよ、雨宮！！！」
そう言って、構わず進もうとする雨宮の肩を掴んだ。
其の肩は、微かに、震えていた。
瞬間、手を、強く払われる。
其は、明らかな拒絶だった。
雨宮は振り返る事もせずに走っていった。
雷「ほれみろ。
彼奴は誰とも関わんねーよ。」
考えて見れば、女子にしても、肩が細すぎた気がする。
何時も、だぼっとした服しか見ないため、よく気が付かなかったが。
痩せすぎだ。
ヒーロー科ならば、少なくとも筋肉はあるだろうに、其すらも感じられなかった。
入試の時、迷わずに救って呉れた雨宮。
あの時、引っ張り出して貰うときに手を掴んだが、その頃の数倍は痩せている。
よく分からない奴。
人と関われたがらない奴。
いつか絶対、彼奴と昼飯食おう。
んでもって、彼奴をもっと知りたい。
そう、思った。
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
