六十話 ページ12
雨宮side
放課後はさっさと帰って、書類整理。
其が日課なのに。
帰れないじゃないか。
何でこんなに人が。吐きそうだ。
飯「君たち、A組に何かようか？」
峰「んだよ！
出れねーじゃん！！何しに来たんだよ！」
雨「敵情視察だろ。
敵と戦ったクラス。体育祭前に見ておきたいんだろうな。」
そんな事をしても意味がないだろうに。
其よりも、鍛練するとか身になることは沢山ある。
爆「そんな事をしたって意味ねぇから。
どけモブ共。」
右に同じく。
爆発太郎くん、以外にまともだ。
飯「知らない人の事を取り敢えず、モブって言うのを止めなよ！！！」
心「噂のA組。
どんなものかと観に来たら随分偉そうだな。
ヒーロー科に在籍するやつは皆、こんななのかい？
こういうの見ちゃうと幻滅するなぁ。
普通科とか、他の科ってヒーロー科から落ちた奴結構いるんだ。
知ってた？」
だろーね。
今日は他の科の人間の空気も、張り詰めている。
其だけ此の体育祭の与えるものはデカイ。
雨「知ってるよ。
でもさぁ。
こんな事やってる前にやることあるでしょ。
君たち私らに闘争心剥き出しだけど他の奴らも敵だよ。
体育祭じゃあ、他の科からリザルトによれば編入も検討、逆もまた然り。
あんたらは宣戦布告で足元ごっそりすくうつもりだろうけど、
私、無個性だからね。
其で入試は主席とったから。
下んないことやんないでどっかに散っとけ。
こちとら、足るんでもいないし、上がるために必死なんだよ。
努力をしてもいないで他人馬鹿にするとか脳がないのかよ。
其にさぁ、若し、私に負けたら君たち面目付かないよ？
私は、恵まれない『無個性』
あんたらは凄く恵まれた『強個性』。
私になんか、余裕綽々で勝てるよねぇ。」
実際問題、勝って異能力者にも勝てるぐらい強くなってくれなきゃ困るんだが。
此ではっぱかけて強くなりゃ、後が楽。
私は、楽を愛する。
強くなるために死ぬ気で努力しなければ強くだなんてなれない。
心「冗談も大概にしろよ。
無個性が入れる訳がない。」
ヤジが飛ぶ。
うるせぇ。
雨「嘘だの、何だの言う前に自分の目で確認しろよ。
其ぐらいの頭はあるだろ。
『無個性』
が此のヒーロー科に入学出来たんだから、
余裕ぶっこいてるあんたらはさぞ
私よりも強いんだろうねぇ。」
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
