五十四話 ページ6
雨宮side
雨「こうして、私は武装探偵社にて異能力を抑えること、体術、剣術、拳銃を習いました。
お陰で異能力無しでも個性持ちには余程の事で無い限り負けなくなりました。
まぁ、なので今までの私はUSJ以外、全て素です。」
あの頃。
まだ、夜の闇が今よりずっと、青かった頃。
私の全てが始まった。
此の物語は此で終わってはいないが、今は語るのを止そう。
脳裏に、赤髪の彼を思い出す。
異常な程天然で、優しくて、私を初めて愛してくれた彼。
生きているのだろうか。
相「そう言われても信じがたい。
本当に無個性としてやっているのか。
そう言う力なんだろう。
異能力ってのは。」
まぁ、疑うのは至極まともな意見で。
此で疑うと言うことが毛ほど無い人間は居ないだろう。
安「そうですね。
其の辺りは信じて戴く他ありません。
彼女は私たちの許可が無ければ異能力を使えぬ身。
使えば特務課の方に連絡が即日に渡ります。
異能力無しでも彼女は充分個性に対応出来ます。
むしろ、お釣りが出るほど。
彼女は有能で、先程の江戸川乱歩さんと似たような頭脳です。
少し見ただけで相手の事はおおよそ判る。
其所の平和の象徴、オールマイトさんで試しましょうか。」
凄いこと言い出すな、安吾くん。
等々、徹夜で頭が逝かれたか。
それともハッピーキノコを誤って食ったか。
安「其、全て声に出てますよ。
太宰君と一緒にしないで下さいよ。」
太宰。
血が、逆流するようだ。
思い出したくもない。
雨「悪いね。
所で平和の象徴さん。
さっき此の石頭の言ったことやっていい？」
安「誰が石頭ですか！！！」
今、耳もとで叫ばないで呉。
頼むから。
思い出したくないんだ。
吐きそうだ。
手を、切りつけたい。
死にたい。
いっそのこと、飛び降りてしまおうか＿＿＿＿＿＿
雨「君以外の誰がいるの？」
その後、数分口論が続き、漸く平和の象徴から許可を貰った。
抹消先生と会うたびに織田くんを思い出すのは何故だろう。
何処かが、似ている気がしてならない。
私に会いに来て。
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
