四十二人目 ページ43
佳奈side
国「おい!!太宰!!!
仕事をせんか!!!!!」
太「川に入水してくるねー♪」
な「兄様。
駅前の御店に行きません?
とっってもお洒落で可愛いケェキがあるらしいんですの。」
谷「分かった、分かったから、なおみ!!!
そこは駄目っっ!!
骨が折れる!折れるっって言うか折れた!!!」
与「敦、怪我はないかい?」
江「敦!!!
駄菓子がなーい!!!」
敦「え、あ、怪我はないです!
今、買いに行きますっ」
鏡「………私も、手伝う。」
敦「え、ありがとう!!!」
賢「みなさーん。今日は人参と人一人撲殺出来そうな南瓜がとれましたー!!!」
大丈夫、大丈夫。
扉の前。
十数分立ったままだ。
でも、矢張り気まずい。
ふと、扉が開いた。
太「ほら、おいで。」
パアーン
全「「「「改めて、佳奈さん!!!
入社おめでとうございます!!!」」」」
パーティーの飾り。
甘い匂いが漂っている。
『生きてて、いいの?』
強盗犯だって、爆弾魔だって、誘拐犯だって。
例えば、人殺しでも。
例え、何の罪の犯 していない人でも。
生きる権利はあった。
只、命の使い方を誤っただけで誰でも何ら代わりはない。
問題は、当人がどう思っているのか。
今まで、他人に此の質問をされたら、分からなかっただろう。
常日頃から自分自身に問いかけ続けた。
今なら、答えることが出来る。
『生きてて、いいんだよ』
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作者名:ゆい | 作成日時:2018年12月15日 22時