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二十五人目 ページ26

佳奈side


佳「あ、死体処理班?

直ぐに来て頂戴。後、あいつも呼んで。


宜しく。」


血に濡れた髪をかき上げ、死体を見る。
ボスの男は私をじっと睨んでいた。

そんなに睨まないでくれ。


私には其しか、生きる術が、無かった。
人を護れなかった。

今回の失敗で、また、護れなかっただろう。


今にも泣き崩れたい。


トラックがついた。


出てきたのは、沢山のスーツ姿の人間だ。
1人だけ、マントの男がいた。

真っ直ぐ、私に向かって歩いてきた。


そして、跪く。


マントの男は宮部だろう。


だが、バレないように、深くマントを被っている。


宮「どうぞ、指令を言い渡し下さい。



ユートピア、最高幹部様。」


佳「死体処理、宜しく。


私は此れからやることがあるから、ユートピアがやったとバレなければいい。


まぁ、多分大丈夫だけどね。


よろしく〜。あ、終わったら報告してね。

其と、陽明は後で執務室に来て。」


全「「「はっ。」」」



そのまま、立ち去ろうとする。
本当は今すぐに孤児院に行きたい。

でも、最後まで芝居を続けなければならない。


でないと、他にも犠牲が_________



江「本当は殺し、したくないんでしょ?


だから、殺した細かい人数を覚えている。


君の中で其は、出来るたった一つの罪滅ぼしだから。


其でも君が殺しをする理由は何?」



『殺しをした事実は一生変わらない。

ならば、せめて殺した数だけでも覚えていよう。



私には其しか出来ない。』


当たりだ。


演じらなければ。


私を、演じきらなければ。



冷たい、目をした殺し屋を_________



佳「其は、その数がうちでのキャリアだからですよ。

人を殺しただけ、昇格出来まして。


私にとって殺しはその程度のもの。



では、何れまた会うでしょう。」




異能力_____


《天地創造》風創造


私を、あの孤児院に運んで。




あの時、殺そうとした瞬間、動かなかった。



いや、動けなかったんだ。



どうしようもなく、動けなかった。



ごめん。


皆。助けてやれなかった。



必ず、100億貯めて助けると誓ったのに。




着いた孤児院は______________





案の定、


















































血に染まっていた。

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作者名:ゆい | 作成日時:2018年12月15日 22時

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