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二十二人目 ページ23

佳奈side


佳「宮部。
どうだった?探偵社の様子は。」


宮「前と先程代わりはありませんでしたよ。

1人、2人窶れかけていた位です。戻っても、直ぐに何時も通り仕事をしていたので大丈夫でしょう。

しかし、映像見せて貰いましたが、凄いですね。」

私は、宮部と会っている。
最後に見張りの役をして様子を見て貰った。


佳「でもまぁ、お陰で一週間徹夜して特務課の資料を作らなくてはならなくなったし、疲れた。
おまけに、ボスから追加で30件程殺しの依頼をしなくてはならなくなった。

其も明日の正午までだ。」


宮「ボスと取引するってそう言うことですからね。
代わりの見返りがかなりデカイと思いますよ。


ボスの事ですから。」



佳「まぁ、あの人のことだからね。

異能も持っているし、うちの奴は皆其が怖いんだよね。」



宮「ボスの異能、詳しく知らないんですがどういった能力何ですか?」



佳「特務課の癖に知らないの?


あの人の異能は、


《呪怨》



人に対して呪いをかける事が出来る異能。

呪いで殺すことが出来る。

呪いで人を操ることが出来たりする。


私と同じ、精神操作系の異能だよ。」


宮「そんな異能が存在したんですね。」



少し驚いた顔をした宮部。

其はそうだろう。

私だって、最初に聞いたときは驚いた。


この人からは、二度と逃れられない。



私は、一生、籠の中。


私は、ふと、リストを見た。

誰を殺すかのリストだ。


殺す方法にリクエストがあれば、其処まで細かく書かれている。

私達、エージェントは主に此を元に殺しの仕事、生の仕事をこなしている。


一つ一つの紙に、その人物の顔写真と細かい性格や、職業、報酬が書かれており、指名手配書のようになっている。

そして、任務が失敗すると、その者の最も大切にしているものを、奪われる。


その為、うちの任務の成功率は高い。
まぁ、小さな失敗だと何もされないが。


因みに、私は今まで失敗が無かった。


ペラペラと紙をめくっていくと、1人の人物で手が止まった。



何時もの通りに、写真と名が書かれている。




私は、リストを落とした。



その頁には、







































































福沢諭吉、探偵社社長、と書かれていた。

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作者名:ゆい | 作成日時:2018年12月15日 22時

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