検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:17,999 hit

十七人目 ページ18

安吾sids



佳「______人を傷つけることでしか救えない無能な人間だ。



彼等に私のしたことが気付かれて、彼等が私をあの探偵社に引き戻そうとするのが怖い。




臆病者なんだよね。




闇に生きすぎて光に怯える。





闇に生きる花は闇でしか生きられない。



かなり前に誰かから聞いたが、其の通りだよ。

探偵社で過ごすと、自分が酷く醜く見える。
私の異能が、本性がバレそうで怖い。

殺戮の異能さえなければ、どんなに良かったか。

私は呼吸をする事すら罪なのに。
まだ、無駄に生きている。




正直、光は眩しすぎて見たくもない。」


彼女は、そう言った。

そんなことは、無い。私は、彼女は光の方が合っていると思うのに。

安「過去の経歴なら私が、異能でやりますよ。

貴女には借りがある。


其ぐらい、タダでやります。


貴女は、光で生きて欲しい。」



佳「無理だよ、安吾。









私は、人を殺しすぎている。」







彼女は、其きり言葉を発さなかった。
私も、何も云わなかった。







安「此処です。


奥に、種田長官と政府の方が。」











佳「ありがとう。

そうだ、証拠を残す為に録画しておいてくれ。」


そう言われ、小型カメラを渡された。

相変わらず、この人の技術は凄い。




使いやすく、面白い。実用性がある。

それでいて、戦いも出来るのだから、本当に完璧な人だ。


才色兼備とは、恐らくこの事を云うのだろう。

僕の仕事用のカメラも作って下さった。




此れから、戦いが始まる。



探偵社と彼女の運命がかかった。


生きるか、死ぬか。






何方にせよ、彼女にはもう覚悟ができているのだろう。



硝子に映った瞳は、決意が伝わって来た。




其の目は、必ず、救いたい人がいる人間の、命を捨ててでも救うと云う、


































決意の目だった。

十八人目→←十六人目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
設定タグ:文スト , チート , 太宰治
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆい | 作成日時:2018年12月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。