二話 ページ4
雨宮side
あの日は、真夏のとても暑い日でね。
その時、私は十歳だったんだよ。
ポートマフィアによく行っていて、その日も仕事が休みだったから行ったんだ。
蝉が飛び交っていて、凄く五月蠅い日だったよ。よく覚えている。
ポートマフィアは父の友人が首領でね。
だから、私は顔パスで平然と入れたんだよ。
最近はあまり行ってないけどね。
◇◇
入ると、心地よい冷房に包まれる。
外は、蒸しかえるような暑さで、此処まで来るのがとても大変だ。
此の身長のせいか、子供料金の切符を買うと怒られるし。
れっきとした、十歳何だけれど。
不意に、誰かに抱き締められた。
紅「久し振りじゃのぅ、A。
いつ見ても愛のぅ！！
元気にしておったか？」
私を抱き締めたのは姐さんだった。
姐さんは私に対してよくしてくれるいい人。
雨「変わりないよ。
此方も変わってはなさそう。」
紅「コロコロ変わられては此方はこまるわい。
其はさておき、水羊羹を戴いたのじゃ。
Aは昔から甘いものを好いておったからのぅ。
とっておいてあるから、わっちの執務室で共に食べんかぇ？」
雨「有り難う！
丁度、冷たいものが食べたかったんだ。」
紅「矢張り、Aは愛のぅ！！
そうと決まったら行くかのぅ。」
姐さんに着いていって、執務室へと行った。
姐さんの執務室はいつも綺麗に整理されていて、凄く綺麗だ。
頂いた水羊羹は、とても冷えていて凄く美味しい。
水羊羹を食べるのは久し振りだ。
嬉しい。
紅「そうじゃ！
Aに会いそうな着物を先日見つけて、買うて来たのじゃ！
ほれ。
其方にあるじゃろ？
Aが次に来たときに着せようと思っていたからのぅ。」
綺麗な鮮やかな色の着物を姐さんはとってきて、私に着せてきた。
こうなったらもう止められない。
私は大人しく姐さんの着せ替え人形となった。
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哀裏守 - 書き忘れました。飽く迄の場所は5話ですよ。 (2019年8月28日 10時) (
レス) id: 2605d8b47c (このIDを非表示/違反報告)
哀裏守 - こんにちは。いつも楽しく読ませてもらっています（僕的に、夢主ちゃんのキャラ大好きです。）これからも頑張ってってください。後、勘違いかもしれませんが織田作が『悪魔で』といっていますが正しくは『飽く迄』だと思います。 (2019年8月28日 10時) (レス) id: 2605d8b47c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 猫神さん» ありがとうございます！此からも宜しくお願い致します！ (2019年8月6日 23時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
猫神(プロフ) - 7話ぐらいから (2019年7月9日 19時) (レス) id: 8533a64ed1 (このIDを非表示/違反報告)
猫神(プロフ) - 織田作の表示が"織"じゃなくて"識"になってます！ (2019年7月9日 19時) (レス) id: 8533a64ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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