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時「.........行きましょう、冨岡さん」




後ろにいたはずの時透は気づけばもう前へ進んでいた。

その声はやけに落ち着いていた。
さっき起きた出来事をまるで無かったことにしたかのような


そんな声だった。










産「そうか.......仕方がないね」



冨「申し訳ありません」


産「それよりも、2人は早く家に帰って体を拭きなさい。風邪を引いてはいけないからね」


その後、お館様にあの出来事を報告し
俺と時透は屋敷を後にした。




帰り道、お互い無言で歩いていて
雨の音と履物が地面と擦れる音だけが聞こえていた。





時「.......鬼が」



鬼が死んだあの時からずっと黙っていた時透が口を開く。



時「鬼が、師範を攫ったなら......師範は鬼にされているんですか?」


冨「............そう考えるのが妥当だろう」



時「ということは、いつか師範を僕たちの内の誰かが斬らなければいけない、という事ですよね」




俺が返答をする前にでは、と言い時透は去っていった。
俺を見つめていたあの目が


涙を溜めていたように見えたのは



この大雨のせいなのだろうか。

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漆黒の翼 - う、運命?き、奇跡? (2020年5月12日 11時) (レス) id: 38f2368299 (このIDを非表示/違反報告)
さーぇーちゃーん(プロフ) - 苺ふるーちぇさん» 運命だよォォォォォ! (2020年5月11日 20時) (レス) id: 01514d0bec (このIDを非表示/違反報告)
るーぴ - この作品まじで神^^うんめえええいっ!(?) (2020年5月11日 13時) (レス) id: e5f4aa6d99 (このIDを非表示/違反報告)
苺ふるーちぇ - さーぇーちゃーんさん» 運命ぃぃぃぃぃぃ!←うるさい   いええええええええいっさあああ(?)うれちい← (2020年5月5日 15時) (レス) id: 5678088658 (このIDを非表示/違反報告)
とめいとぅ(プロフ) - さーぇーちゃーんさん» いやいやいやいや.....神作品だなんて恐れ多いですよ!!笑 (2020年5月5日 13時) (レス) id: 69d0f53010 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とめいとぅ | 作成日時:2020年5月4日 19時

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