. ※微グロ注意 ページ6
『…こっちか』
あれから数分。相手にもならない大人を一掃して迷路のような建物を走り回る。正直臭すぎるし気配バレバレだしこちらが気配を消さずとも倒れていく大人は滑稽だ。やっぱり子供って舐められるものなのか…？
不思議に思いつつ、音を頼りに最深部を目指した
ﾄﾞｶﾞｧﾝｯ!
本日何度目かの扉破り。最後の扉を蝶番ごと弾き飛ばせばいくらか遠方に扉が吹っ飛んでいく
『はァーい、お迎えに上がりましたァ』
[ひ、ｯ…？！お、おいボスはどうなってる…？！]
[くそ、…生命反応が無い…！]
頭のネジが5本ほど外れてきた頃合。ずかずかと遠慮なく部屋に入れば怯える仲間と思われる奴ら。その奥にシャオロンと思われる倒れた人物。はｯ、最後が腰抜け共か。なんの面白みも無い。さっさと殺して、シャオロンを連れ帰ろう。そう思って油断していたのが悪かった
ﾊﾟﾝｯ、ﾊﾟﾊﾟﾊﾟｯﾊﾟﾝｯ!
『ぇ、?』
思わず後ろを振り返った。その途端身体がｽﾞﾝｯ、と重くなった
『かはｯ…ぅ、あ…』
[や、ったのか…？]
[…や、やったぞ…！]
…どうやら俺は扉付近に設置されていたセンサーに反応され、自動銃で撃たれたようで。それに気づかなかった俺も俺だがこれはちょっと…いや、かなり卑怯くさい。俺だって生身で突っ込んできたんに。視界が悪くなろうとする一方、どうしても奴らを殺さないと気が済まない。アドレナリンが大量に出ている今の俺ならやれるだろう…多分ﾀﾋぬが
俺は、何とか立ち上がり、残りの奴らの首を切った
『しゃ、…しゃおろんｯ…』
sha｢ラーシィ、！無茶すんな…！｣
這いずりながら彼の拘束を解く。段々と手の力が抜けてきては息がままならない
『ごめｯ…しゃおろ…』
sha｢喋んな！絶対お前をﾀﾋなせへんからな！｣
『も、ええからｯ…』
sha｢諦めんなよ…ｯ！｣
泣きながら俺の溢れ出てくる血を止血しようと必死になるシャオロン。傷口がジンジンと激痛と熱を帯び始める。意識が落ちる寸前、人の気配を感じた
『ｯ…クソが…まだ残ってたんかｯ…』
sha｢ラーシィ、もうええって…ｯ…｣
俺はせめてもの思いで、シャオロンを抱き寄せて自分の身体で隠し、相手を警戒する。殺気を出しつつ、朦朧とする意識の中相手の様子を伺った
??｢ほぅ…これは凄い｣
??｢何呑気な事言ってん、グルさん。まずはあの子ら助けなあかんやろ｣
そこで俺の意識は途絶えた
最後に見えたのは綺麗な赤色だった
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霧音(プロフ) - もう更新しないんですか？ (2022年1月3日 8時) (
レス) @page13 id: 2754c783a2 (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - おう、好きやな。ぐう…… (2021年10月30日 13時) (レス) @page13 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - めっちゃ好き！やべえ。神。尊い。好き。(←語彙力とは何ぞや)応援してます！これからも無理の無いように頑張って下さいね！ (2021年1月10日 11時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
ちいちゃん - う―！面白かったです―！更新頑張ってください！過去編もう終わるの!？次は誰が記憶を取り戻すのかな？o(^o^)oﾜｸﾜｸ！ (2020年12月19日 7時) (レス) id: b347abc4d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐 | 作成日時：2020年11月30日 23時
