#91 ページ41
side.少女
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｢……やぁ。待っていたよ｣
『は、……ぇ、………、？』
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ドアの軋む音を響かせながら、恐る恐るといった形で中を確認する。ふと部屋の中心に佇む人物に目が行けばこちらを振り向き、さわやかに笑う青年とも言える男の人。ぱちりと目が合えば男の人は柔らかく微笑み、｢とりあえず入りなよ｣と言われるがままに促される。ここにいるということは敵ではないが、そろりと中に入って男の人の様子を見る。敵意は無くむしろ友好的、…それと何故か"慈愛"が男の人にはあった。なんで、？なんて思ったけど今はそんなことを深く考える暇もなく。
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ut｢"ぴくとの兄貴"ご無沙汰してますぅ。｣
syp｢ちっす。｣
『ぴ、ぴく…？』
｢どうも。…あぁ、そう言えば自己紹介していなかったね。僕はぴくと。正式名称はぴくとはうすだけど、長いからぴくとってみんなに呼ばれてるよ。ここのファミリー専属武器屋、って感じかな。因みにティフちゃんのことは把握済みだよ。｣
『あ、そうでしたか、…改めてお願いします、ぴくとさん。』
pkt｢うん。よろしくね。｣
.
どこかふわふわしている男の人…基ぴくとさんは大先生とはまた違った掴めないような雰囲気を纏っている。けれどそれが嫌悪になることはあらず、逆に心地いいような、そんな感じ。…部屋の中心をぐるりと囲むように置かれている武器等々は安心出来ないけれど。優しげな笑みを浮かべて｢ここじゃゆっくり話できないし、奥の応接室にでも移動しようか。｣と3人揃って案内される。隙だらけのその人に少し心配しつつも比較的広めの部屋に通されて。
.
pkt｢好きなところ座って。ただ大先生の隣はオススメしないかな。｣
ut｢兄貴今日辛辣っすね？？｣
syp｢日頃の行いのせいっすよ。ねぇ？ティフさん。｣
『まぁ、はい』
ut｢ティフちゃん？！｣
.
ふかふかのソファーに座ればすかさずショッピさんが隣を占領してくる。恐らく大先生を座らせないようにしたのだろう。一連のやり取りを見て苦笑しつつ騒ぐ大先生は居ない体で進めるぴくとさん。どうやらぴくとさんが自分の新しい武器を手配して色々カスタムしてくれるそうで、今日は要望を聞くのだとか。へぇ…なんて思いながら用意された紅茶を飲もうと手を伸ばした時。
pkt｢そういえばティフちゃんと僕が血の繋がりあるって話してくれました？｣
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天＠sora(プロフ) - お帰りなさい！勝手ながら待たせて頂いてました！ (2021年5月5日 10時) (
レス) id: bd2362281a (このIDを非表示/違反報告)
愛蘭/あいらん - 合格おめでとうございます…っ！！ (2021年3月10日 19時) (レス) id: ba68ca19cc (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 愛蘭/あいらんさん» ありがとうございます、！ (2021年2月10日 6時) (レス) id: 3a2a306946 (このIDを非表示/違反報告)
愛蘭/あいらん - 凄く遅れましたが、高校受験、お疲れ様です！！(今更) (2021年2月6日 9時) (レス) id: ba68ca19cc (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - 嗚呼！主人公ちゃん強いぱてぃーんか！良いねぇ(*´▽｀*) (2020年9月13日 0時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐 | 作成日時：2020年8月13日 15時
