#10 ページ10
side.少女
??｢なるほど、そういう事でしたか…とんだ災難でしたね｣
『えぇ、まぁ…』
??｢けれど、賢明な判断でしたね｣
『逃げる以外の選択肢しかなかったですし。あの状況で逃げないのは単なる
??｢女性が下品な言葉を使わないの｣
.
色素の薄い男の人に説明云々をしていれば苦笑されてしまい、最終的には軽く説教された
.
なんで
.
少し不貞腐れていれば、そう言えば、と男の人が声を上げた
??｢まだ名前を申し上げていませんでしたね。
『はぁ…エーミールさん…エミさんで良いですか？』
em｢はい。大丈夫ですよ｣
.
にこりと柔らかく笑った男の人はエーミール、と言うらしくエミさんと言う事を許可してくれた
.
ほんとに優しい人だなこの人…
.
自分も名前を伝えれば彼は笑顔で私の名前を復唱した
.
『あ』
em｢どうされました？｣
『ここら辺来た事あります』
em｢おぉ、それは良かった。ではここら辺で大丈夫でしょうか？｣
『はい。付き添ってくれてありがとうございました』
em｢いいえ、大丈夫ですよ。あ、それと、これを｣
『？』
丁寧に頭を下げてお礼をいえば柔らかい笑みで微笑んだエミさん
去ろうとした直後、彼は1枚の紙切れを渡してきた
em｢私の電話番号です。何か困った事があれば、いつでも対処致しましょう｣
『ぇ、…そんな簡単に教えちゃって大丈夫ですか…？』
em｢えぇ。私は楓さんなら大丈夫、そう思って渡しましたので｣
『は、はぁ…ありがとうございます…？』
em｢いえいえ。それではここら辺で。お気をつけてくださいね｣
最後まで彼は、人当たりのいい笑顔で見送ってくれた
.
ﾋﾟﾋﾟｯ
??｢エミさん、どうやった？｣
em｢…えぇ。とても良い子でしたよ。少々お口は悪いですが｣
??｢ま、"シッマ"が見込んだ子やからな。どんな子やろ思っとったけど、楓ちゃんならええわ｣
em｢ええ。私もそう思います｣
??｢んじゃ、取り敢えず戻って来ぃ｣
em｢はい｣
.
亜麻色は優しく笑っていた
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しぐれ(プロフ) - 白狐さんこんばんは！今日この小説を初めて読ませていただきました！←何様だよ((( もう、あれですね。ものすごく好きです。どタイプです…！！他の作品もちょっとずつ読んでいきます！！これからも頑張ってください！！あ、でも、無理はしないでくださいね！！ (2020年7月30日 21時) (
レス) id: f0eebbb972 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2 - 夢主よ、妹と母がくっついてたら密だ！ (2020年7月28日 9時) (レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 応援してます頑張ってください！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - たのしそう,,,,,,,,, (2020年7月27日 20時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - やぎーぬさん» 復讐のできるコロナで安全に吹き出しました。多分私も末期ですね(？)コロナは復讐出来ますよ(ﾆｯｺﾘ) (2020年7月23日 22時) (レス) id: 3a2a306946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐 | 作成日時：2020年7月11日 14時
