episode 4 ページ5
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愛莉「なーんか最近おもしろいことなくない？」
リムジンで帰っている途中、愛莉が唐突に口を開いた。
海斗「なんだ、急に。」
愛莉「別にー。ただ前みたいに元気がないよねーって。」
機嫌が悪いのかどこか不満げに話す愛梨。私はそんな愛梨にすり寄って話しかける。
『じゃあ今度2人でデートしよ！久しぶりにゆっくりショッピングでも行かない？』
愛莉「え！やったぁ！行きたい！」
海斗「久しぶりに、って。先週も行ってただろ。」
愛莉「それはショーを観に行ったからショッピングじゃないの！」
晴「なんだ、それ。何が違うんだよ。」
『全然違うでしょー、お買い物と観劇なんだから！』
杉丸「女は理解できんな。」
一茶「そこが女の子の良いところでしょ。」
ゆるく広がる会話の輪。この空気は私たち6人独自のものだったりする。幼馴染み特有の和やかな空気。
愛莉「あ、晴も行く？ショッピング！」
晴「は？行く訳ねえだろ。お前らの買い物長えしよ。」
愛莉「なーんだ、残念。」
お買い物の誘いを断られて口をとがらせてすねる愛莉。
一緒に行きたかったんだろうな、ってほっこりする。
愛莉は晴のことが好きだ。もう、何年間も。
それに気づいていないのは晴だけ。私たちはそれを知ってるから、愛莉が自分から晴に言うまでは黙っていようって決めてる。
いつか、愛莉の気持ちが晴にしっかり届くと良いな。
キキーーーーッ
『ひゃっ！』
愛莉「きゃぁっ！」
そのとき、リムジンが急ブレーキをかけた。その反動で体は勢いよく跳ね出されそうになる。
多少の衝撃を覚悟したけれど、私は柔らかい手に抱きとめられただけだった。
晴「おい、大丈夫か。」
『あ、うん。ありがとう、晴。』
抱きとめられた先は晴だった。受け止めてもらっておいて何だけれど、愛莉を抱きとめてくれたなら良かったのに、なんて。
愛梨はというと、急ブレーキをものともせずに凛々しく足を組んだままだった。
「すみません。急に目の前に人が…、」
そう言って弁明する運転手の声を聞くなり、晴はリムジンから飛び出した。
一茶「ったく、生き急いでるねー。」
そんなのんきなことを言いながら皆もリムジンを降りるので私もつづく。
すると、そこにいたのは…
『あ…、』
どこか見覚えのある、あの女の子だった。
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小春 - とても面白いです！海斗が好きなので海斗落ちというのが楽しみです！更新待ってます！！！ (2018年11月2日 22時) (
レス) id: 03ecfa6884 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - こんばんは！！とっても面白くて大好きです！出来れば天馬君オチがいいな…なんて笑更新楽しみに待ってます！ (2018年10月28日 22時) (レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 教えてくれてありがとうございます。 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年9月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
*YUA*RAM*(プロフ) - ひかりさん» お話を読んでたくさんのご指摘をありがとうございます。誤字が多くてすみません。すぐに訂正をしますね。また、｢｣の名前が無いのは同じ人物の台詞が連続するときに省略をしているからです。分かりにくくてすみません。 (2018年9月14日 19時) (レス) id: 2812de563b (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - 沢山の直しを言ってしまいすみません(._.) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年9月12日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*YUA*RAM* | 作成日時：2018年6月24日 5時
