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「………重岡。お前何年目や?」







『………4年目です』







「そうやんな。やのになぁ、

……4年目でまだこんな初歩的なミスしてるってあかんやろ。



もう後輩もいっぱいおるんやで?しっかりしーや。



今回は取引相手には俺から説明しとくから、お前はもう別の仕事しといて。結構溜まってるんやろ。」







『……はい。本当にすみませんでした』









課長にもう一度頭を下げて自分のデスクへと戻る







周りからの視線はもうあまり感じなくなってきた。


……それくらい俺が課長に怒られているからもう誰も気にしなくなったのだろう。








「なに、またなんかやったんか?(笑)」



『……まぁ、』



「まー元気出せって。ミスは誰にでもあるんやから。

でもお前開発行きたいんやろ?


……そろそろ異動せなほんまに枠なくなるで。今年の新卒も何人か既に開発に配属決まってるんやから。

俺らの同期でお前だけやで。まだ営業なん」







そう言ってまたパソコンに目を向けた同期は、自ら志願して営業部に残っている。









……社会人4年目。どうも仕事ができない俺はまだ自分の志願している開発部にいけてない。

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作者名:きょん | 作成日時:2021年9月26日 22時

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