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「嬉しいね〜、やっとキーボードが増えた！でもしげちゃんピアノ弾けないよね？

……私らもみんな弾けないし、しげちゃんには独学でやってもらうしかないか、、、。」

う〜ん、と頭を悩ませる彼女…

彼女？そういえば俺、この子の名前聞いてないな(笑)

濵ちゃんたちが A って呼んでたから聞いてなくても分かるねんけど、自己紹介をしてもらってない以上、何となく名前は呼びづらい。

「てかA、しげに名前言うてないんちゃう？」

俺が今思ってたことを神ちゃんが言ってくれた。エスパーなのか？(笑)

　

「え！？私自己紹介してなかった？それはごめん！(笑)

えーっと、小林Aって言います。みんなから普通にAって呼ばれてるからしげちゃんもそう呼んで〜」

やっぱり彼女はAという名だった。
　

キラキラしている彼女にぴったりな名前だと思う

「で、しげちゃんはピアノには触ったことある？ピアノっていうかここで使うのはこのキーボードなんだけど。

とりあえずドレミくらいから覚えていってもらったらいいのかな？」

『あ、それやねんけど、、、』

大学生の時、暇を持て余していた俺は趣味でピアノを始めた。

家に昔姉ちゃんが使ってたピアノがあって、少し弾いてみたら意外と楽しくて。

そっから独学で勉強して、ある程度弾けるレベルではある。

「…え、しげ。お前凄いな、、、」

俺がそのことを話すとさっきまであまり口を開いてなかった流星が俺の横に来て肩をポンポンと叩いた

『イヤ、でも独学でやってただけやから簡単な曲しかできひんし、そもそも俺セッションとかもやったことないねん。

……だからほぼ初心者やから、みんなに迷惑かけるかも、です…』

何となく申し訳なくなってしまって語尾が小さくなってしまった。

でも事実そうやし。今までは独りで、自分の為だけに弾いてた。
　

暇な時にサラっと。

なんかすることないかな、ピアノでも弾こかなくらいのレベル。

それをこれからはこのメンバーと一緒に、配信を通して世に放つってことやんな。

……イヤ、やっぱりだいぶ凄いことやんこれ。

※長らく更新できず申し訳ありませんでした(＞_＜)
今日からまた更新していきます。

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