永遠を誓うよ。【轟焦凍】 (ページ2)

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これは私がまだ3歳だった時のお話。

湊「ねぇね〜」

弟の湊はお姉ちゃんっ子でいつも私にくっついていた。

保育園に行く時もクラスが違うから離れ離れになるのが嫌だと泣き出すくらいには。

ママとパパはヒーローのお仕事で忙しいから、幼いながらに私がしっかりしなきゃ、湊をお世話しなきゃいけないと使命感に駆られていた。

そんなある日、一緒に散歩をしていたはずの湊がふと隣を見るといなくなっていた。

『湊……？あれ、なんで、みなと……っ、どこっ！？』

ママにヴィランという街を襲う悪い奴らがいて、それを倒すのがヒーローだといつの日か聞いたことがあった。

もし、もしも……湊がヴィランに襲われていたら。

そう考えると、血の気が引いていくのがわかった。

燈「お、あの子がお姉ちゃんか？」

湊「ねぇね！！！」

その声に振り返れば、知らない男の人に抱っこされている目にいっぱい涙を溜めた湊がいた。

『ごめんね。ねぇねが置いていったから……っ』

湊「ねぇね、泣かないで。このお兄ちゃんが助けてくれたの！」

燈「湊から聞いたんだけど家に親いねぇの？だったら俺ん家来るか？」

この時に出会ったのが8コ年上の轟燈矢くんだった。

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