よしくんといっしょ (ページ9)

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和「 A！！！」

『へ、かずく、....っわ、？！』

あれからよしくんと斗亜は帰り、ひとりの時間を過ごしていた

大声で私の名前を呼び、思いっきり抱きしめられた

来たのは和くんと丈くん

藤「お前はほんっまに......心配させんなよ」

和「どんだけ心配したと思ってるん、っ」

『、ごめんね』

和「よかった....っ、無事でよかった、」

『泣かんといてよお、』

和「だってさあ....っ、！もう無理かと思った、もう会われへんのかなって、っ」

泣きながらそう言うからなんだか私も泣けてきて

『ごめん、かずくん....っ、』

和「 Aも泣いてるやんか、」

『だって和くんが泣くからあ....っ』

藤「ほんまお前ら泣き虫やな(笑) 」

和「丈くんだって昨日泣いてたくせに！末澤に八つ当たりまでしたやん！！」

藤「おま、それは言うなや」

『丈くんもごめん......いっぱい心配かけた、』

藤「ほんまやで。一ヶ月、待ってるから、」

『うん、すぐ治して戻る』

和「丈くんなんか泣いてない？(笑) 」

藤「はあ！？泣いてへんわ！」

最終的に3人で泣き笑いした

幼馴染みの和くんと、昔からずっと一緒にいてくれた兄的存在の丈くんといるのは居心地がいいんだ

和「で？正門とはどうなったん？」

『え？どうって？』

和「やり直したん？」

『 ......なんもないよ、』

藤「そうやろうと思ったわ」

和「正門も何年経っても変わらんよな」

『よしくんはもう私のことなんか見てへんよ。だって振られたんやで？』

和「 Aはどう思ってるん？正門のこと」

『そりゃ......まだ好きやよ。よしくんのこと考えへん日なんかないし、好きで好きでたまらんよ』

でもこんな気持ち、よしくんには伝えられへん

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