よしくんといっしょ (ページ5)

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Masakado Yoshinori side

パッと手術中の赤ランプが消えた

ガラッ

中から手術を終えた医者が出てきた

ゴクリと息を飲んだ

「一命は取り留めました。手術は成功です。」

正「 Aちゃん......っ、」

「今は麻酔で眠っていますが、明日には目を覚ますと思われます」

ニコッと笑い、去って行った

藤「 ......よかった、」

西「こんなけ人数おっても迷惑やし今日はもう帰ろか」

和「 .......早く目覚ましてな、」

嶋「よかったーー！！！Aちゃんんん、」

拓「斗亜っ、ここ病院やから！」

嶋「だって嬉しくて！！！」

末「正門？どないする？帰る？」

正「 Aちゃんのそばにいたいです」

末「言うと思ったわ、あいつのこと呼び戻せるの正門しかおらんしな」

福「 Aちゃん、目覚めたら教えてな」

西「俺、また明日来るわ」

みんなが優しくしてくれた

なぁ、Aちゃん....俺、君とこの先もずっと一緒にいたいよ

なんて、わがままか

頭にグルグル包帯を巻かれて、腕や足にも巻かれていた

正「ごめんな、助けられへんくて」

正「なあ....目覚ましてや、もっかいよしくんって呼んでほしいな」

そうだ、別れてからAちゃんはずっと俺のこと正門くんって呼んでた

さみしかった

元に戻られへんのかな、

正「好きや、ほんまに大好きやで、」

Aちゃんも同じ気持ちやったらええな、なんて

そんなことないか

俺はAちゃんの手を握り、そのまま眠ってしまった

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