なにわのおんなのこ (ページ50)

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Suezawa Seiya side

あれから合同の時に俺はみんなに事情を話して、Aをみんなで守ることになった

なにわAぇリトルのグループLINEができ、外に出る場合は仕事であろうがお出かけであろうが必ず連絡して誰かが一緒になることになった

正門は念の為一週間の入院らしい

今日が退院の日

末「今日どこ行くん？」

『家具屋さん』

末「マンション住むんやった？」

『そうそう』

末「なぁ、A 」

『んー？』

末「正門とやり直すつもりないん？」

『 ......それはないかな、』

末「なんで？まだ好きなんやろ？」

『よしくんは私のことなんかもう好きちゃうよ』

末「なんでいっつもそうやって卑下すんの？私なんかとか言うなって言うてるやん」

『どうしても自分のこと好きになれへんねん』

末「 Aは誰が見ても素敵な女の子やと思うで？今日正門退院の日やからさ.....行ったってや、」

『私が行ってええんかなぁ、』

末「ええよ。俺が許可するから」

『ふふ、じゃあなんか言われたら誠也くんのせいって言う』

そんな会話をしたすぐあとだった

悲劇が起きたのは

「お前のせいだお前のせいだお前のせいだ」

それは信号待ちをしていた時のこと

全身黒ずくめの女がこちらへ歩いてきた

末「なにあれ、怖」

『なんかこっち来てない....？』

末「え？」

『へ、きゃっ......？！』

「お前のせいで良規は変わっちゃった！！本当ならやり直せるはずだったのに！！！死ね！！！！！」

末「 A！！！！！！！」

キキーーッ

バンッ

帽子を深く被っていて、サングラスをしていて気付かなかった

あいつは藤川唯だ

車が多く通る大通りで、女はAを道路に突き飛ばした

スピードを出していたトラックは止まれず思い切りAと衝突した

助けに行くも既に遅かった

末「誰か！救急車！！！」

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