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Masakado Yoshinori side
唯「 別れた？ 」
正「 ......別れたよ、」
唯「 ふふ、これで良規は唯のだね 」
正「 ...........てや、」
唯「 えっ？ 」
正「 頼むからっ、もう俺に関わんな！！別れたんやからもうええやろ！！俺がどんだけ......っ、どんだけ、Aちゃんのこと好きか、しらんくせに、っ 」
唯「 よ、しのり......？ 」
正「 退所させたいんやったらさせればええよ。Aちゃんが隣におらん生活なんか別に価値ないから 」
悔しそうな顔をして俺の前から立ち去った
西「 なぁ、今の。どういうことやねん 」
正「 .........大吾、」
西「 どういうことやって聞いてんねんけど 」
正「 聞いてた通りや。あいつに動かされてAちゃんのこと避けて......別れたのも、」
西「 じゃあAのことまだ好きなままなんやな？ 」
正「 当たり前やろ......っ、Aちゃんのこと考えへん日なんかあらへんよ、」
西「 なんであんな奴の言うことなんか、」
正「 脅されてた 」
西「 は？なんて？ 」
正「 滝沢くんの従姉妹で社長に可愛がってもらってるらしくて、逆らったらジャニーズ辞めさせるって 」
西「 クソ女やなまじで 」
ずっと誰にも言えなかったこと
喧嘩して大吾と久しぶりに話したこと
Aちゃんのことが好きなままなこと
すべてが重なって涙となって出てきた
西「 正門ごめん、俺なんも知らんと、」
正「 大吾が怒るのも当然やよ。誰にも話してなかったし。Aちゃん今どうしてる？ 」
西「 最近はしょっちゅう泣いてる 」
正「 そっか......俺のせいやな、」
西「 ..........ヨリ、戻さへんの？ 」
正「 あいつがここにおる以上、Aちゃんには仕事以外で近付かれへん 」
西「 そんなん....っ、」
正「 このことはAちゃんには言わんといてほしい 」
西「 はっ？なんで？ 」
正「 余計な心配かけたくないねん。お願い、」
西「 ..........わかった、」
俺はAちゃんを守れへんから
大吾、頼んだで
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作者名：はにゃ | 作成日時：2021年7月19日 12時
