なにわのおんなのこ (ページ41)

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正「 ..........俺と、別れてほしい、」

本当は別れたくなんかなかった

嫌だって泣きつきたかった

だけど、今までわがままを聞いてもらった分、最後くらい聞き分けのいい彼女でいたかった

『よしくんのこと好きやのにな....っ、』

誰よりも、世界で一番好きだった

いやこの先もずっとずっと大好きのままだろう

あんな別れ話じゃ嫌いになれるものもなれないよ

最後までよしくんは優しかった

『雨.....？』

なにこれ、悲劇のヒロイン？

こんなドラマみたいなシーンいらないよ

『 ......よしく、っ』

大雨に打たれながらその場にしゃがみ込んだ

大好きなのに叶わない

こんな辛いことあるんやね

和「 A、！！！」

『へ、かずくん、？』

和「あほっ、この雨の中何してんねん！！」

『かずくん....っ、わたしね、ふられちゃった、』

和「はっ....？」

『よしくん、もう....もう、わたしのこと、すきじゃないんやって、』

和「もうええ、なんも言わんでええ。一緒に帰ろ？」

和くんは傘を捨てて優しく抱きしめてくれた

あなたは昔から優しいね

いつも、私が困った時に現れてくれる

和「ちょっとはあったま....った、？え？は？」

びしょ濡れのまま和くんのお家へ帰り、お風呂に入った

タオルのまま和くんの前に出た

和「ちょ、何してんの？服置いてたやろ？ちゃんと着て、」

『かずくん、？』

和「え、？」

私から抱きついて激しいキスをした

タオルから手を離したから床に落ちていくタオル

和「ちょ、っ、A、ほんまに、」

『和くん、私のこと滅茶苦茶に抱いてほしい。よしくんのこと忘れるくらい......っっ、』

和「一回抱いた俺が言うのもなんやけど、自分の体は大切にせなあかんよ」

『そういうのいいから....っ、なぁ、おねがい、』

和「 .........ほんまにええねんな？後悔しやん？」

『うん、』

和「わかった」

こんなに抱かれてもやっぱり私はよしくんが好きなまま、ほんま意味わからんよね

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