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正「 Aちゃん....っ、」
『 よし、く...っ、ごめんなさいっ、』
正「 なんでAちゃんが謝るんよ。なんも悪いことしてへんやろ？守られへんくてごめん 」
悔しそうな顔をして今にも泣きそうな顔でよしくんは私にそう言った
『 わかれ、へんの....？ 』
正「 え、なんで？ 」
『 だって....私汚くなっちゃったよ。無理やりやったとは言え、よしくん以外の人と....っ、』
正「 もういい。それ以上なんも言わんといて。そんなもん上書きしたらええやん。俺がAちゃんのこと好きって気持ちになんも変わりないから 」
ぎゅーっと抱きしめてそう言われて涙が止まらなかった
福「 もっとはよ来てればよかったな....ごめん、」
西「 Aはなんも悪ないねんからあんな奴のせいで泣くことない 」
藤「 辛かったな......もう大丈夫やからな 」
和「 危ない目に遭わせてごめん。もっとはよ気付いてたらこんなことにならんかったのに 」
『 ありがと....っ、もう和くんまでそんな顔せんといてよ。私は大丈夫やから 』
西「 じゃあ今日はもう正門と一緒に帰り？な？ 」
『 うん、そうする 』
正「 Aちゃん、行こっか 」
手を繋いで帰るこの時間
幸せなはずなのにさっきの男が頭の中でチラついてしまって、ふとした瞬間に思い出してしまう
こんなのいやなのに
嫌な思い出ほどこびりついて離れない
正「 Aちゃん....？泣いてるん？ 」
『 ごめん....っ、ごめんねよしくん、』
正「 え？ 」
『 さっきの人のせいで気持ち悪くてしゃーないねん......っ、早く忘れたいのに、っんん、』
正「 お家着いたよ。今から上書きしてもええ？ 」
『 うん、上書きして...... 』
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作者名：はにゃ | 作成日時：2021年7月19日 12時
