なにわのおんなのこ (ページ18)

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正「 Aちゃん！！」

『え、よしくん....？』

正「大吾から倒れたって聞いて、」

『もう大丈夫やから』

正「ほんまに？熱あるんちゃうの？」

そう言われておでこを触られた

正「あつ....、ほら大丈夫じゃないやん。俺のこともっと頼ってや。心配やねん」

『ん、ごめん.......、』

正「ごめんよりありがとうがええな」

『 .......ありがと、よしくん』

正「ん。しんどかったなあ？今日に限って朝一緒におられへんくてごめん」

よしくんに頭をなでなでされるのは本当に心地いい

正「あとさ、Aちゃんの親御さんのことも聞いた」

『 ....そっか、』

正「俺は絶対離れへんよ。Aちゃんが離れたいって言っても。生涯守りたい女の子やから」

『絶対やで？私から離れたら許さへん....っ、』

正「絶対。誓えるよ。俺この先Aちゃんとずっと一緒にいたいって思ってるから」

『私も....っ、ずっといっしょがいい、』

正「こんなちっちゃい体でいっぱい抱え込ませててごめん。俺、もっと強い男になるから。だからAちゃんの喜びも悲しみも全部共有したい」

こんなにもいい彼氏が他にいるのだろうか

こんな風に言ってくれて、私のことを好きでいてくれて、私のことを一番に考えてくれてる

私が彼女でいいのかなって思う時もある

でも、よしくんの隣にいるのは絶対に私じゃないといやだから

『ありがとう....、よしくんの彼女でよかった』

正「ふふ、俺もAちゃんの彼氏でよかったってほんまに思ってるよ」

『なんでそんな優しいん、(笑) 』

正「んー？好きな子に優しくするのは当たり前やろ？Aちゃんにだけやで」

『ほんまにだいすき』

正「俺は愛してるよ」

気付けば涙が溢れていたはずなのに

笑顔が零れていた

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