なにわのおんなのこ (ページ16)

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Ohashi Kazuya side

和「 A、大丈夫かな、」

楽屋入ってきた時から体調悪そうでチラチラ見ていた

大ちゃんとしゃべってる時は普通にしてたけど、大ちゃんが離れるとしんどそうにしていた

案の定、おでこを触ってみれば熱いし

リハやからって無理しようとするし

和「丈くん」

藤「ん？どした」

和「 A、体調悪いっぽい」

藤「まじで？ちょくちょく見とくわ」

眉間にしわを寄せて心配そうな顔をする

ごめんな、丈くんがAのこと好きなの俺知ってる

いっぱいずるいことしてる

俺最悪やな

「わん、つー、すりー、ふぉー、」

恭「っ？！？？Aちゃんっ、」

和「 A！！！」

真横にいた恭平のお陰で頭を打たずに済んだが、もうかなりしんどそう

『きょーへ、ごめん...... 』

恭「や、俺は大丈夫っすけど、」

和「だからしんどなったら言えって言うたやろ！？」

『かずくん、ごめんなさい、』

和「もうええから。医務室行こう」

目にいっぱい涙を溜めてごめんなさいって謝るAを見ていると、怒るに怒れなかった

道「俺ずっと隣で踊ってたのに全然気付かれへんかった....、」

恭「俺も」

長「 Aちゃん大丈夫なんですか、？」

流「 Aちゃん......... 」

年下組が不安そうに言う

当の本人は医務室に連れていく途中で気を失ってしまったようで

西「 A、気付かれへんくてごめんな....。俺、今日一番最初にAとしゃべったのに」

不甲斐なさそうに眉毛を八の字にしてごめん、ごめんって謝る大ちゃん

俺がもっとちゃんと見てれば....、

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