なにわのおんなのこ (ページ12)

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『れんー！』

永「 A！久しぶり！」

正「くっつかせへんで」

永「正門ほんまケチやな！」

廉がまだ大阪にいた頃はよしくんと付き合う前だったからしょっちゅう抱きつかれてたな

正「俺のAちゃんやし」

西「廉、残念やな。そういうのは正門がおらん時にしないと」

永「おん、そうするわ」

正「ちょっと大吾！！」

西「てへぺろ」

正「てへぺろちゃうねん、可愛くないし」

『自分ら相変わらず騒がしいな(笑) 』

やっぱりこの4人が揃うとかなり騒がしい

永「 A飲まんのー？」

『 ....あー、』

廉に聞かれてよしくんの方を見ると無言の圧

『なあ、よしくん、』

正「なあに？」

『ちょっとだけ飲んだらあかん....？』

よしくんの服の裾をクイッと軽く引っ張って

上目遣いで聞いてみた

この人がこれに弱いのを知っててやる私もだいぶ悪い女やなと思う

正「 .......あかん、」

『なーあ、おねがい、』

正「 ..........はあー、もうほんまにちょっとだけやで？」

『うん！やった！！よしくん大好き！！』

そう言うと大きくため息をつかれた

永「扱いわかってんな〜(笑) 」

西「毎回正門が折れるのがオチやねん」

『レモンサワーくださーい！』

正「頼むからあんま飲ませんなよ」

永「それはA次第やな」

弱いのにお酒は好きだからよしくんのこといつも困らせてるのは自覚済み

『おさけおいしいねえ〜』

正「 Aちゃん、もうあかん」

『え〜なんでえ〜？まだのみた〜い』

正「あかんって、ちょっとだけって言うたやろ？」

『なあれん〜、よしくんがいじわるする〜！！』

永「意地悪嫌やな〜？ほらこっちおいで」

正「廉」

永「 .......こわ、」

正「俺らもう帰るわ。これで払っといて」

西「あーあ、A頑張れ〜(笑) 」

永「ばり他人事やん(笑) 」

『え〜よしくんもうかえるん〜？もうちょっといようや〜』

正「帰ったら覚悟しときや」

私だけに聞こえる声で耳打ちされて

お酒を飲んで赤くなった顔がさらに赤くなっていくのがわかった

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