なにわのおんなのこ (ページ11)

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藤「あれ？A、こんなとこで何してんの」

『あー、今から飲もって誘われて心配やから迎えに行くって言うから待ってる』

藤「正門？(笑) 」

『そうそう。大丈夫って言ってるのに』

藤「俺車あるし送ったろか？」

『えー、ほんまに？じゃあ、』

正「大丈夫です、すぐそこなんで」

丈くんが車で送ってくれるって言うからお言葉に甘えようと思っていれば

ちょっとイラってしたような顔のよしくんが現れた

藤「ちょ、そんな怒んなよ。誰も取ろうとか思ってへんから」

正「あ、や、怒ってないです、」

丈くんにごめんのジェスチャーをして

彼は帰って行った

正「 Aちゃん」

『え、おこってる....？』

正「怒ってる。なんで俺以外の男の車乗ろうとするん？例えメンバーでも絶対あかん」

『なんで？なんもないよ？』

正「 Aちゃんがなんもないって思ってても相手はわからんやろ。とにかくあかんもんはあかん」

『よしくんが嫌って言うんやったらわかった。もう乗らへん』

正「ちなみにやけどさ、俺と付き合ってから誰かの車乗った？」

『あー、丈くんと和くんの車は乗ったかな』

正「はあ....もう！ほんまに絶対あかんで！！」

なんでメンバーすらあかんのってちょっとイラッとした気持ちもあったけど

逆の立場で考えたら絶対いや

よしくんはあんまり車運転せんけど、もし私じゃない女の子が乗ったらって考えたら苦しくなる

正「縛るようなこと言ってごめんな。でも俺、Aちゃんのことほんまに好きやから誰にも取られたくないねん」

少しの沈黙のあと、そう言われた

『ふふ、心配せんでも私はずーっとよしくんの彼女ですよ？』

正「あー、かわいい。もうこのまま一緒に帰る？」

『だーめ！私だって廉と久しぶりに会いたいもん』

正「じゃあ帰ったらイチャイチャしよ？」

『はいはい』

そうして廉と大吾がいる居酒屋に向かった

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