story３ ページ3
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そこに現れたのは
スラーっとした美形の男の子だった
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金髪でトレンチコートを着てるお兄さんって感じ
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「 お前誰やねん 」
「 こいつの彼氏 」
「 ッチ 彼氏持ちかよ 、行こーぜ 」
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男たちは諦めたのかその場を去った
「 大丈夫すか？ 」
『 ····· あ 、有難う御座いまあす 』
「 めっちゃ酔ってますね 」
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その時の記憶はあまりないけど
これが恭平との出逢い
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最悪な出逢い方
もっとこう 、ロマンチックな出逢い方ならまだしも
BARで酔っ払ってる女って印象悪いでしょ？
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それから店員さんが帰ってきて
「 あれ恭平くんってAさんどうしました？ 」
『 きょうへい ····· くん？ 』
「 Aさんと同じくここの常連ですよ 」
「 この人酔ってるから送りますわ 」
「 悪いな 、頼むわ 」
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今なんて言ったこの人
「 送る 」って言ったよねいやいや無理
見ず知らずの人だよ
いや確かに助けてくれたけどさ送るまでしなくても
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『 へ 、大丈夫ですよ〜帰れますってえ 』
「 いや大丈夫に見えないから送るってゆーてる 」
『 い 、いやでも ····· 』
「 ほら行きますよ上着きて 」
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私は朦朧とする意識の中
彼に指示されるがままBARを出た
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作者名：まりあ | 作成日時：2020年4月19日 21時
