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いつものように朝早く公園に向かって、入り口を越えた辺りだった。
中から
「っんだよ！ふざんけなよ！」
って男の怒鳴り声と、大型犬の唸る声。
嫌な予感がして、走った先には。
犬を連れた男の人と、いつもの１人と１匹。
『何してんすか？めっちゃ怖がってますけど。』
男「あ？？関係ないだろうが。ちっ、めんどくせーな。調子に乗ってんなよブスが！」
そう言い残して立ち去ろうとするから、
『おい、お前…！』
「ダメ！！！！絶対ダメ。大丈夫だから、絶対ダメ！」
言いかけたところで必死に止められた。
『…なんで。』
「恭平くんって分かっちゃったら困るでしょ。そんなのダメだよ。」
言ってる内に、逃げるように男はいなくなるし。
なんか目の前のちっこいのは震えてるし。
『何があった？』
聞いたら。
時々散歩してるときに顔を合わせる人で、よく話しかけられるようになったから、犬友達と思ってたら、連絡先とか聞かれるようになって、って、まぁありがちな、思わせぶりとかなんとかでの逆上パターン。
『ダイヤお前さぁ…ちゃんとご主人さま守らなきゃあかんやろ？くぅーん、じゃないんよ。』
しゃがみこんでダイヤの首に顔を埋めて震えてるから。
はぁ、しゃーなしやで。
『…こっちくる？』
軽く手、広げたら。
「…週刊誌に撮られたら死ぬ。」
って微動だにせんから。
『ふうん、ほんなら良いけど。』
って手を引っ込めた。
「…嘘、間違い。やっぱりもう一回言って、やりなおす。」
『一発本番やから、残念ながらリテイクなしです。』
「…意地悪。」
まだ少し震える声で、少しだけ顔を上げて真っ赤な目でこちらを見るから。
『…しゃあなしやで。』
って、小さな肩、そっと包み込んだ。
『お前、ほんとちっこいな。すっぽり入ってまう。これ撮られてもワンチャン俺しか映らんよ。』
「…ワンちゃんと俺しか？」
『…お前、みっちーみたいなこと言い出したらヤバいで？』
震えながらもくすくす笑ってる。
『ふっ、ふふふっ、おい！俺も俺もちゃうねん。』
ダイヤが２人の間に鼻先ぐいぐい入れ込んですごい力で入ってこようとするのを２人で笑って。
『だいじょぶそ？』
「うん、大丈夫。震え止まった。迷惑かけてごめんなさい。」
『ごめんなさい、やなくて？』
「あー、えっと、ありがとう？」
『うん。』
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ニコラ(プロフ) - みーさん» みーさんありがとうございます♡お話公開した後に、やたらと彼が大型犬と絡む映像やら雑誌やらが解禁になって、やっぱり大型犬と彼は愛おしくて胸がきゅーってなりますよね♡私も素直に生きていきたいですっ！ (2023年3月2日 0時) (
レス) id: 0ee7b35ff7 (このIDを非表示/違反報告)
ニコラ(プロフ) - mimiさん» mimiさんこんばんは☆こちらも楽しんで貰えてすっごく嬉しいです。どうだろうな〜とハラハラしていた小心者ですｗ 生まれ変わった後のお話もちょっと考え始めています。うまく書けるかなー？のんびりお待ちいただければと思います♡ (2023年3月2日 0時) (レス) id: 0ee7b35ff7 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 早速の新作ありがとうございます！ワンチャンの顔わしゃわしゃしたり、眉間にしわ寄せたり、想像しながら読んで胸がきゅーってなりました！！！素直に自分の想いを伝えられる主人公が羨ましくもあり…笑。一気読みしちゃったのでまたじっくり読み返しします！！！ (2023年2月18日 8時) (レス) @page21 id: 2cd645aec4 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 何回も読み直すくらい大好きな作品に出会えて幸せでした♡また機会があれば楽しみにしています！ (2023年2月17日 19時) (レス) id: 8cbfa05305 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - ニコラさん、こちらのお話も素敵でした！ありがとうございます♡新たな出会いで恭平くんが幸せになれそうで嬉しかったです！でもやっぱり、生まれ変わって出会って結ばれてほしいなぁって思っちゃいます♡ (2023年2月17日 19時) (レス) id: 8cbfa05305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコラ
| 作成日時：2023年2月17日 13時
