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忠「この間はありがとうな。次どこ行きたいか考えといて。」
すっかり体調も良くなって、恭平は帰ってきたりこなかったりの日常が戻ってきた頃。
いつものように大倉さんのお店に少しだけ飲みに来たら。
カウンターの向こうから、なんでもないことみたいに言ってくる。
「でももう年末に向けて忙しいでしょ？」
忠「そうなんよなぁ。さすがに週末は休み取れへんし…朝ごはんでも行く？ｗ」
まさかの朝ごはんのお誘い。
忠「近すぎてもあかんやろうけど、Aの会社に行きやすい所で来週あたりどう？」
「ふふ。朝ごはん、初めて誘われた。」
忠「朝活やな。」
大倉さんの選んでくれるお店は、きっとおしゃれで美味しいから。
それだけでとても楽しみ。
もちろんデートというドキドキ感もある。
だけれど…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「恭平、私明日の朝ちょっと早くお家出るね？」
『早くってどれくらい？』
ベッドの上。
私の隣でごろーんとうつぶせでスマホゲームしながら恭平が答える。
あれから、なんでか、恭平は当たり前のようにベッドで一緒に寝るようになっていて。
でも、もちろん、ただ、寝るだけ。
『寒い時はくっついた方が暖かいってわかったから。』
なんて言ってるけれど。
寒いならもうTシャツで寝るのをやめれば良いのに。
そういうことじゃないんよって。
頑なにTシャツでベッドに潜り込んでは。
『Aさんあったかい、最高♡』
ってぎゅーってくっついてくる。
「明日ね、外で朝ごはん食べる約束したから、７時には出ようかな。」
『朝ごはんの約束？なにそれ、珍しいやん。』
「ね、面白いよね。」
『どこ行くん？』
「東京タワーの近くのカフェ？朝ごはんのパン美味しいんだって。」
『ふうん。ほんなら明日は久しぶりに髪の毛かわいく巻いたげるな。』
そう言って、おやすみ♡って私におでこをくっつけて目をつぶる。
言う必要なんてないのだけれど。
大倉さんと、と言えなかったことに。
なんとなく居心地が悪くて。
夜中、何度も寝返りを打った。
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ニコラ(プロフ) - きゃー♡ななちゃーん！！まさかこちらのお話まで読んでもらえるなんて！低評価にはだいぶ鍛えられたはずなのに、全然凹んでて自分でもびっくり。書きたいもの書いてるだけだから、気にしなければ良いのはわかっているのだけどな。ななちゃんありがとう♡ (2023年1月11日 0時) (
レス) id: 08c983b77b (このIDを非表示/違反報告)
∞やすばのなな∞(プロフ) - 過去作品まで？許せぬ(怒)ニコラちゃんのお話は全部素敵よ。大好きで何回も読みなおすくらい。このお話も遅れ遅れだけど読んでるからねー (2023年1月5日 7時) (レス) @page45 id: 1ab47d4d40 (このIDを非表示/違反報告)
ニコラ(プロフ) - てさん» てさんはじめまして☆えー、もうめちゃめちゃ嬉しい(;_;)恭平担の皆さまと、一生かわいいかわいい言っていたいですｗ これからもお楽しみ頂けますように！ (2022年12月23日 10時) (レス) id: 08c983b77b (このIDを非表示/違反報告)
ニコラ(プロフ) - さりさん» さりさんこんにちは☆一気読みなんて嬉しい！！そんな声を貰えるとちょっと書く手が軽くなりますーー☆嬉しいです！ありがとうございます(*^^*) (2022年12月23日 10時) (レス) id: 08c983b77b (このIDを非表示/違反報告)
ニコラ(プロフ) - はるかさん» はるかさんこんにちは☆まさかの大倉くんも楽しんでもらえてるとはeighterの私としてはとても嬉しいです！ヒモ味…いいですよねえ(｡>﹏<｡) (2022年12月23日 10時) (レス) id: 08c983b77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコラ
| 作成日時：2022年12月1日 15時
