人形くン＿ < 紫 × 緑 > (ページ2)

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人形くンとお金持ちページ2

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「 … えと、お、お邪魔します … 」

昔から親から礼儀だけは厳しく躾られたのでそれだけは頭に入っている

紫「ちゃうよ、今日からただいまやから … あぁでも使わんか」

「 … あ、わ、分かりました」

最後、何を言ったのか聞こえなかったが気にしない事にした

紫「お腹空いたやろ、好きなだけ食べてええよ」

広すぎる家に少し戸惑っていたら凄い豪華なご飯が出てきて更に戸惑う

「っと、あ … い、いただきます … 」

ぱく、と口に含めばめちゃくちゃ美味しくて

「あ、ありがと … ございます」

ご飯も食べ終わり、今日は服を貸してもらいお風呂に入る

「 … ふう、何か … っ」

一人でお風呂に入ってると今までの思い出やあそこの店の事が浮かんできて涙が零れた

「 … っ」

そして体や髪の毛を洗い少し … いや大分大きめな服を着て濱田さんの所へ

紫「かわええな … 」

「か、可愛くないです … お、お風呂ありがとうございましたっ」

頭を下げればぽん、と大きな手が頭に乗った

紫「明日、服買いに行こか … と髪の毛もセットせなあかんな」

そんな時、インターホンが鳴り濱田さんが返事をする前に扉が開いた

?「濱ちゃん、明日の事なんやけ … んん、この子は ? 」

入って来たのは濱田さんより少し身長が低くて茶髪のさらっさらのボブ、それから少し唇が厚い男の人

紫「じゅんたか … ビックリさせんでやぁ、あれ明日なんかあったっけ」

黄「はぁ！？もう、明日濱ちゃんとこと俺の会社が会議やろ … 」

え … このお言葉からして、じゅんたさんという方は会社の社長なのだろう、そして濱田さんも …

紫「えー、秘書から聞いてへん」

「 … 」

二人の話を聞いてそっと自分は二人から離れてさっき見たテレビや机がある部屋に戻った