永瀬くんのお気にいり③ (ページ44)

今日:14 hit、昨日:481 hit、合計:175,301 hit

・ページ44

Aside

初めての夢の国で楽しくて、この時間がずっと続けばいいのにって思って、夢から覚めたくなくて、それで……

A ｢なんですかこれ？！？！？！｣

あれよあれよと永瀬くんに連れられ、訳が分からぬまま入ったここは、

永瀬｢ん？ホテル｣

A ｢そんなことはわかってるけど！！！！ただのホテルじゃないですよね！！！！｣

だってディズニ○ランドからあっという間だったし、部屋が夢の国すぎるもん

永瀬｢まー、ディ○ニーのホテルってだけやな｣

A ｢だけって！だけじゃないです！！｣

永瀬｢嬉しくない？｣

A ｢嬉しいです！！すっごく！！でも急すぎてビックリしちゃって、｣

永瀬｢サプライズやもん｣

A ｢チケットだけじゃなくてこんなものまで用意してくれてたんですか、｣

永瀬｢Aの喜ぶ顔見たくて｣

セリフも顔もイケメンかよ

A ｢うれしいです、けど…私なにも返せてません｣

永瀬｢俺がしたかったことやからいーの｣

A ｢でも、2人の記念日です｣

いつも貰ってばっかりなのだ、私は
十分すぎるくらいの愛を永瀬くんから貰ってる、時々ちゃんとそれに応えることができているか不安になる

永瀬｢前にも言ったけど、俺はAとこうやって恋人になれただけで幸せやからなんもいらんのよ？｣

A ｢じゃあじゃあ！！私が何かお返ししたいって気持ちは受け取ってもらえないですか？｣

永瀬｢んー、でも今日お返し貰う予定やったし｣

A ｢今日？どうやって？｣

｢えー？言わせるん？｣ってなにか企んでる顔で近づいてくる永瀬くん

A ｢あ、｣

気づけばベッドの上、天井と永瀬くんの顔だけが視界に映る

永瀬｢こーやって｣

A ｢なっ…////////｣

私の髪をゆっくり梳いて、少しの束を手に取り口付けた

A ｢王子様みたい……｣

永瀬｢じゃあAはプリンセスやな｣

永瀬くんと私の夢の時間はまだまだ続きそうです