永瀬くんのお気にいり③ (ページ22)

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静かになったなーと思ったら俺の手をいじいじしてる

永瀬「なーにしてんのー」

胡座をかく俺の足にある彼女の頭
体勢キツくないんかな

A 「ながせくんのてです」

永瀬「うん、それはわかってんのよ」

A 「だいすきです」

俺の手を自分の頬に寄せてすりすりする

あー！もう可愛いな！！なんなんさっきから！！

永瀬「ありがとねー」

この溢れてくる欲を封印すればするほど冷たい対応になってしまう

A 「ながせくんながせくん」

永瀬「なーに」

A 「ながせくんのこともすきですよ」

ぐっ！！！好きの破壊力やばっ！！
もうなんで酔ってるかな、酔ってる時にあんま手出したくないんよな……覚えてないだろうから

永瀬「ん、ありがとう」

A 「ちゅー、してください」

永瀬「……は？」

ちょっと待って今なんて言った？

A 「ちゅーしてほしいです」

永瀬「ちゅー？」

ちゅーってあの？え？キス？
ほんまに言ってる？自分からオネダリなんて滅多にしないAが？

落ち着け、まじで冷静にならな負けるぞ

永瀬「ん、」

Aの要望に応えるためちゅって軽く触れるだけのキス

永瀬「はい、おしまいっ……」
A 「やだっ…もっといっぱいしてっ……」

はあ？あー。もう知らね

A 「んぅっ、あ、ふっ…」

永瀬「はっ…もっと口開けろや……」

A 「あ、んぅ...///」

溢れた欲を全部ぶつけた
こんなんAの方が悪いやろって罪を彼女に擦り付けて

A 「ん"っ、んぅ……(ゴクンッ)」

手が強い力で握られてる、苦しいってことなんかな

俺の唾液を飲み込んで彼女の喉が揺れた

A 「はぁっ、あっ……は、」

俺たちを繋ぐ銀の糸がプツッと切れる

元々お酒で赤らんでいた頬と瞳はより一層増していて更に色っぽさを纏っていた

永瀬「満足？」

モジモジ足を擦り合わせる彼女が満足してないことなんてわかりきってるのに、求められたいと思ってしまう俺は、彼女の言葉を使うと"意地悪"なんやろうな

A 「たりないですっ……」

永瀬「んー？なにしてほしいの？」

A 「さわってくださいっ……」

自ら柔らかい膨らみに俺の手を誘導する

こんな誘い方何処で覚えたんやろ