永瀬くんのお気にいり③ (ページ21)

今日:72 hit、昨日:481 hit、合計:175,359 hit

‪☆甘えページ21

永瀬side

A 「ながせくん、ギューしてください」

永瀬「は？」

落ち着け俺
急に何言い出してんだAは

永瀬「今なんて言った？」

A 「だーかーらー、ギューしてください！」

え？いつものAやないぞこれ

こんな積極的な子じゃないはずやのに

永瀬「……はっ、わ、ちょ、まじぃ？」

辺りを見渡して気づく
俺が飲んでたはずの芋水割りが無くなってた

永瀬「A、これ飲んだ？」

A 「飲みました！ウイスキー、ペロってしちゃって急いでお水飲んだら変な味しました」

永瀬「そーゆーことね」

俺がちょっとマネさんからの電話で席外したのがあかんかったなぁ

永瀬「美味しくなかったかぁ」

A 「おいしくなかったです」

永瀬「あ、んでなんやっけ？ギューやっけ？はい」

完全に酔っ払った彼女の身体を抱きしめると思ったより熱かった

永瀬「身体あっついね、水飲も」

A 「んっう、あっついです…」

永瀬「ストーップ脱ぐな」

危ない。目離したらすぐ服脱ぐぞこれ

Aから目を逸らさず後ろ歩きで冷蔵庫から水を取り出す

永瀬「はい、水飲んで横んなっとき」

A 「はーい」

聞き分け良すぎるのが怖いな

A 「永瀬くんのひざまくらー」

永瀬「はいはい。良かったねー」

いつもなら絶対してこない行動にちょっとだけ面白くなるのと同時に、もう二度と他の男の前で飲ませたくないという気持ちにもなる

永瀬「もう男の前で酒飲むの禁止な」

A 「ながせくんは？」

永瀬「俺はえーの。俺以外の男と」

A 「わかりました！もうのみません！」

ふにゃふにゃ笑う彼女。あんまり信用できひんな