永瀬くんのお気にいり③ (ページ17)

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☆小さな幸せページ17

永瀬side

A ｢ふふふーんっ♪｣

永瀬｢ねえほんまに俺が洗うって…｣

A ｢んーん！ダメです！！正々堂々じゃんけんで決めたじゃないですか！！｣

永瀬｢俺負けるためにじゃんけんしたのに！！｣

いっつも最初にパー出すからグーで負けようと思ったのに、

永瀬｢なんでチョキ出した？｣

A ｢え、普通にジャンケンって気分じゃないですか？｣

永瀬｢マジで言ってる？｣

気分でいつもパー出してんのか

パーって出した手が俺よりもめっちゃ小さくて可愛いなって毎回思ってたのに

A ｢ふんふふーん♪｣

永瀬｢ご機嫌ですねー？お嬢さん｣

A ｢そんな事ないですよー｣

永瀬｢ご機嫌って顔してる｣

頬に付いた泡を指で取ってやると擽ったそうにする

そんなとこも可愛いし、泡付けてるのもあざとかわいい

A ｢んー…なんか、こうやって一緒にご飯食べてお皿洗うのとかジャンケンするの楽しいなぁ、幸せだなぁって…｣

永瀬｢…………｣

A ｢永瀬くん？｣

永瀬｢はーい。泡流してー｣

A ｢え、ちょ、まだ洗い物途中です！！｣

作業を途中で辞めさせて、彼女の体を持ち上げる

A ｢わっ！！わー！！重いです！！降ろして！！｣

永瀬｢重くないから降ろさなーい｣

そのままソファに座って抱きしめる
俺の体に収まってしまう所も愛おしい

永瀬｢はあー……｣

可愛すぎて出るため息

A ｢洗い物がっ…｣

永瀬｢だーめ。それは俺が後でする｣

A ｢でも私が負けました｣

永瀬｢いーの！俺がするから、今は大人しくしてろ｣

A ｢う"ー……｣

納得いって無いみたいやけどこうなったら俺の勝ち

永瀬｢かーわいね｣

A ｢う"っ、甘々永瀬くんだ……｣

抱きしめられたまま寝落ちしたA

起こさないようにベッドに運ぶ

永瀬｢俺やって幸せだと思ってるよ｣

そう言ってすやすや眠る彼女にそっとキスした