永瀬くんのお気にいり③ (ページ12)

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紫耀とあんな話したから撮影始まってから音無さんの事が気になって仕方なかった

古田「ちょっとAやだー！！」

A 「ねーえ笑のぶお出てますよ笑笑」

古田「役に入りすぎるとこうなるから」

A 「ほへー。勉強になります！」

道枝「ほへーってなんやねん笑笑」

ほんまに紫耀の言う通りやった

出会ってすぐ俺は彼女にハマってしまった

箭内「Aの好きなお菓子あるよー！」

A 「え！食べる食べる！！！」

実際に見た彼女は写真なんかよりもずっと真っ白で華奢で、
大袈裟かもしれんけど、間違ってこの世界に降りてきてしまった天使なのかと思った

道枝「Aちゃんさ、勉強ってできる方？」

A 「え？なんで？」

道枝「いや、シンプル気になってん」

A ｢えーっとね………わかんない｣

長尾｢ほらーーーー！！！！だからAちゃんに聞いたってしゃーないって言ったやん！！どうせできひんって！！｣

A ｢え？え？！それめっちゃ失礼じゃない？！｣

道枝｢いや俺ら今学校の課題でわからんとこあってさ、2人で頑張ってたんやけど無理そうで……｣

A ｢あ、あ"ー……それで私に聞こうかなー？的なね｣

長尾｢同い年やから習ったとこはほぼ同じかなーって｣

そっか、あそこ3人同い年なのか。あの年代顔整いすぎやろ

同い年3人の会話に自然な感じで全然入っていけそうなんやけど、いざ音無さんを目の前にすると絶対緊張してしまう自分がいる

永瀬｢あ"ー。どうやって呼び捨てまでもってったん……｣

紫耀のコミュ力が羨ましい

今の俺は3人と離れた席でスマホいじりながら盗み聞きしてるヤバいやつ

A ｢あのね。私バカって訳じゃないからね今勉強できてないだけで……｣

道枝｢わかってるよ笑笑｣

長尾｢どーする、ほんまに｣

道枝｢あ、廉くんに聞いてみる？｣

長尾｢あー！めっちゃあり！｣

A ｢れんくん……｣

うっわ待ってやばい今名前呼ばれた！死ぬ！声かわいっ！！

道枝｢そ、永瀬廉くん｣

A ｢あー！キンプリさんの永瀬さんか！！｣

キンプリさんの永瀬さんってなに、可愛すぎる