【今日から俺は！】伊藤くんとマブい彼女２ (ページ2)

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三「許せねえ、絶対許せねえ！！」

伊「何がだよ」

三「どうして今井のアホに明美ちゃんが！」

『でも、なんかお似合いだったよねー。』

理「確かにね、今井くんが明美ちゃん守っててなんかかっこよかったなぁ。」

伊&三「(今井がかっこいい？！)」

なぜか理子と私に三橋くんと伊藤くんはえ？！とでも言うような目線を送ってくる。

三「俺にだって彼女なんかいないのに、クソー！」

理「へぇ、さんちゃん彼女いないんだ？」

三「いねぇじゃねえかよ！どこにいんだよ！！」

理子は少しだけ嬉しそうな顔をしていた。

理子、三橋くんにゾッコンだもんなぁ。

三「やっぱり許せねえ。

あのカップルが成立する事だけは絶対に許せねえ」

そう言って三橋くんは来た道を全速力で戻っていった。

『三橋くん！？』

伊「おい、どこ行くんだよ！！」

理「ジャマするんじゃないわよ！！」

忠告が聞こえたのか聞こえなかったのかは分からないけど、三橋くんはすぐに見えなくなってしまった。

理「A、伊藤ちゃん帰ろう」

伊「『おう/うん』」

そう言って私達は再び歩きだした。

理子と別れると伊藤くんは私を家まで送るといって二人きりで歩く。

伊「あのさ、Aちゃんは今井みたいな人が好きなの…？」

『へ？』

足元から伊藤くんに視線を向けると、まっすぐ私の目を見て立ち止まった。

伊藤くんと少し距離が離れたところで私も立ち止まる。

伊「なんか今井がかっこよかったとか理子ちゃんと話してたから…今井みたいな人が好きなのかなって思ってさ」

『今井くんもかっこいいけど、

私はヤクザから助けてくれたり友達のピンチを救ってくれたり、弱い者イジメを止めてくれたりする人が好きかな。』

伊「それってさ…」

私の元へと進んでじっと私を見つめる。

伊「期待しちゃっても良いってこと？」

夕日が私達二人をオレンジ色に照らしていた。